日曜日
『アメリカが公共投資をして、財政赤字が拡大すれば、金利が高くなってドル高になり、アメリカの製造業は輸出が伸びずかえってダメになる……』
そういう論理がトランプ批判とともに、展開されている。
アメリカの財政赤字が拡大すれば、ドル高になる?
この論理、どうか。
正しいのだろうか。
普通は、財政赤字国の通貨は信用を失い、通貨安になるのではなかろうか。
論理がどこかで歪曲されていないか。
正しくは次のように書くべきだろう。
『アメリカが公共投資をして、財政赤字が拡大しても、
(その一方で景気が良くなる)。
(公共投資のための米国債の増発によって国債価格が下落し)金利が高くなり、
(国内製造業の復活により貿易赤字が減少して)ドル高にな(っても)、
(輸入関税を高くする保護貿易によって国内産業を保護し、法人税を安くして企業の海外流出を食い止めるため)
アメリカの製造業は輸出が伸びずかえってダメになる(ことはなく雇用は維持される)……』