かつての大動脈は | 賢太郎先生の今日も元気だ、ご飯がうまい!

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私の趣味である鉄道や歴史、日々の出来事、自分が経験してきて感じたこと、乗り越えてきた方法について様々なことを書いてます。

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かつて自分が抱えていた悩みを持つ方なら助けになればと思います。

神奈川県の国府津駅から箱根の外輪山を迂回する形で御殿場を経由し静岡県の沼津駅を結ぶ御殿場線。


1889年(明治22年)に開業した総延長60・2kmの路線で全線電化の単線です。


古い歴史を持つ御殿場線ですが開業時は東海道本線一部として開業し東京と大阪を結ぶ大動脈としての役割を果たしたのです(^-^)/


しかし箱根の外輪山を迂回するので急勾配があるため国府津駅や沼津駅で補助機関車を連結・切り離しする必要がありスピードアップは望めませんでした。(ノ_・。)


ちなみに1930年(昭和5年)に東京~大阪を8時間20分(従来の特急富士は約11時間)で結ぶ超特急「燕」は・・・


なんと補助機関車の連結時間をわずか30秒で行い切り離しは運転中に御殿場駅付近で行ったそうです∑(゚Д゚)


1934年(昭和9年)に熱海駅~函南駅の丹那トンネルが開通すると御殿場線は大動脈としての使命を終えローカル線へ変貌します。



太平洋戦争中には単線で輸送力が足りると判断され複線から単線になります。(´□`。)




さて現在の御殿場線は国府津~沼津を中心に一部、山北や御殿場発着の列車が走ります。


車両はJR東海の313系でロングシートの2000番台とセミクロスシートでワンマン運転対応の3000・3100番台が使用されます。(^O^)




また小田急線の新宿駅と松田駅の連絡線を通り御殿場駅まで走る特急「あさぎり」が平日3往復、土休日4往復走ります(^-^)/


車両は小田急60000形MSE、6両編成です。





御殿場線、最大の魅力は何といっても富士山!


これからの季節は雪をかぶった富士山がよく見えることでしょう(^O^)


これだけ綺麗に富士山が見える路線は、ないです!



それ以外にも各地に、かつて御殿場線が複線で大動脈の一部だったことを物語る複線跡が残っています。


また、かつて補助機関車の基地、山北機関区のあった山北駅には御殿場線で活躍したD52蒸気機関車が保存され


富士岡駅と岩波駅にはスイッチバックの跡が残っています。


かつての大動脈の面影を見ながら乗車してみては、いかがでしょうか?(^O^)/





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