物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

『思想の科学』

2017-07-26 13:17:38 | 日記

は鶴見俊輔さんが主宰してきた雑誌であった。1946年に発刊して、1996年の終刊まで50年も続いた。彼が『思想の科学』の終刊を同人たちに申し出たとき、まだ7人の創刊同人の多くは存命中であった。

そして、その終刊の申し出を快く受け入れた。いうまでもなく『思想の科学』は鶴見俊輔の雑誌であった。その出だしのときに創刊同人に他の5人を選んできたのは俊輔の姉の和子であったという。

渡辺慧、武谷三男、丸山眞男、武田和子、都留重人である。それに鶴見和子、俊輔をくわえた7人が『思想の科学』の創刊同人である。日本の思想人でこの『思想の科学』に投稿しなかった人はほとんだいなかった。

最近、また「『思想の科学』ダイジェスト」(思想の科学社)に収録された、「「思想の科学」60年を振り返って」を読んだ。というか読み返した。鶴見さんに黒川創さんがたずねているインタビュー文である。これは私が武谷三男さんと哲学者山田坂仁さんとの技術論争を読んでそれを理解しようとしてわからなくて、その気分転換のために読んだ。たまたま私はこのダイジェストを購入して持っていたから。


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