しなくてはいけない時期にきているのだが、なかなかそれにとりかかれない。原稿が少ないわけではない。むしろもう満杯になっている。ありがたいことに。
だが、なかなか気がのらない。気がのらないことは今回が最初ではない。だが、こんなに気がのらないのは珍しい。体調が悪いわけでもない。「角度の導入」という武藤先生の原稿をどうしようかと考えている。この原稿と関連して惑星(特に地球)の運動について触れたいのだが、そこが難しいのだ。
惑星の運動を解くことはそれほど難しくはないのだが、それからがどうしていいのかわかっていない。一番初めはゴールドスタインの『古典力学』(吉岡書店)で惑星の運動をフォローした。そのつぎに武藤先生の著書『ミクロとマクロをつむぐ』(日本評論社)の最終部分の「ケプラーの法則」をフォローした。これは19日の日曜日にした。
つぎに昨日だが、原島鮮著『力学 I』(裳華房)の惑星の運動の部分をフォローした。いずれもちょっとずつ記述が違っていて、またそれぞれに特徴があり、おもしろかった。
コンパクトにまとまっているのは最後の原島著の『力学 I』である。武藤先生の『ミクロとマクロをつむぐ』もまとまっているのだが、一部初めて見たときにわからない関係があったが、それはちょっと考えたら、わかった。
その関係を黙って武藤先生は使っていたのだ。だが、さすが原島先生はちゃんと説明して使っている。