中川晃教コンサート at 東京文化会館2017
11/17(金)17:00 東京文化会館小ホール G列センター
【出演】中川晃教 / 旭 純(piano)/ 林田順平(cello)
東京文化会館でのコンサートは2010年から3年連続で開催され、今年は5年ぶりなんですね。(2012年の記事は → ここ)
ご本人も冒頭から「ただいま!」「おかえり!」と会場(音楽のミューズがいるそう)と会話しておりました。
セトリを見ても「ただいま」という気持ちがよくわかります。
初期のアルバムと「POPSSIC」に集中した、珠玉の曲。
【セットリスト】
1.夜明けのセレナーデ
2.灰色の雨
3.ウィーウィルレットユーゴー
4.Without you girl
5.HAPPY DAY
6.終わりのない愛
7.旅人
8.LOVE NEVER DIES
9.Don't change my soul
10.マイソング
11.ユーアーザ スーパースター
12.別れるときに思うこと
(アンコール)
En0.告知のブルース
En1.相対性理論
En2.谷間の風
(9-11はピアノのみ)
独特な空気を孕むこのホールは、舞台を三方から取り囲むように扇状に座席が配置されています。
扇のかなめの部分に立つ彼をスポットライトが左右から照らすと、
洞窟のような壁にその体が作る影がぼんやりと映る。
この幻想的な雰囲気にぴったりな、この会場だからこそ当てはまるようなセトリでした。
まさか「灰色の雨」がここで聴けるとは思っていませんでした。
かなり低いキーから始まるこの曲、もう封印したんだと思っていた。
原点回帰というほどではないけれども、
11/4「I Sing」、11/12のシンフォニックコンサートとは全く違ったアプローチ。
今日は会場のキャパも小さくチケットが広範囲に出回ることもなかったので、コアなファン向けのセトリだったのかな。
以前のように「クラッシックに挑戦します!」という鼻息荒い意気込みもなく、
突き刺さるようなハイトーンもロングトーンも使わず、
ゆったりと、かろやかに、ふわりと包みこむように。
それを聴いている私たちは、ただただ歌声の波に乗って、ふわりふわりと揺られておりました。
眠りにつく一瞬前の、夢の世界に引きずりこまれる一瞬前のような。
実際には上記セトリのブロックごとにMCが入って「はっ!今ちょっと意識がなくなった!」と椅子に座り直したんだけど。
MCも前回までのようなきっちりとした台本がある感じはしなくって、
文化会館の思い出、ピアノ旭さんとの出会いなどを訥々と話しておりました。
「未だにMCが下手でうまくいくときといかないときがあります。これからの目標はMCが上手くなること」とか言ってたけど
個人的には「いやいや今のままで十分」と思います…
聴けてよかったのは前述の「灰色の雨」。
スモーキーな雨の風景が目に浮かぶこの曲、私は仙台の街をイメージしてしまいます。
(たしか本人は北欧?の国を訪れたときに書いたといってたような)
「マイソング」も久しぶりだったから、とっても嬉しかった。ワタシ的オリジナルソング部門ベスト3の地位揺るがず。
「LOVE NEVER DIES」もHAKUJU HALL原産という認識が強いけれど、この曲が訴えるメッセージ性と会場の雰囲気がぴったり。
「今日ここで歌えてよかった」とご本人も言ってました。
全般的に「成熟するとはこういうことか」と強く感じた本編。
アンコールになるとちょっと雰囲気が変わりました。
Tシャツにお着換えしてきた彼が歌いだしたのは「告知のブルース」…
ってもちろんこれは「今後の予定をアドリブの歌で告知する」って例のヤツです。
(「歌っているほうがラク」ということらしいです)
こっちも4日と5日にさんざん振られているので「はいはい、レスポンスすればいいのね」と余裕たっぷり。
ここで来年5月のジャージー・ボーイズinコンサートの告知が出たので(しかも歌で)
かなり会場がザワつきました。日程も曜日もレスポンスさせられたので覚えちゃったよ!
前の日に受賞した「フランチャコルタ・イタリア アワード」の報告も。
「受賞は、元となるぶどうのようにフレッシュな若い男性が対象だそうです。…若い男性?」とちょっと自虐的に首をかしげる35歳
「ま、いただけるものはいただいておこうと」とか開き直る嬉しそうでした。
こんな感じだったので、最後はかなり体温が上がりました。
彼の体の動きも可動域が大きくなってきて、左手が感情を持ったように大きくせわしなく動く。
新曲「相対性理論」も聴き慣れてきたけれど、ラスト「谷間の風」がよかったなぁ。
林田さんのチェロは独特で不思議な音色で、この曲の最後のソロが素晴らしかった。
長身で綺麗なお顔に丸眼鏡、サラサラのワンレンヘア、黒のスーツという風貌は今までのサポートメンバーにはいなかったタイプ。
なにがあっても崩れない表情が素敵だったので、これからも出てきてほしいな
【衣装その他】
キラキラのパイピングが付いて襟に赤のアクセントが入った黒のジャケット、キラッキラの黒シャツ。
最近は黒フォーマルっぽい衣装をとっかえひっかえですが、ちょっとずつ雰囲気が違うのね。何着あるんだろ?
グッズの販売はなくて、CD販売のみでした。
終始有線のマイクだったのがちょっと不思議だった。…めずらしいよね?
11/17(金)17:00 東京文化会館小ホール G列センター
【出演】中川晃教 / 旭 純(piano)/ 林田順平(cello)
東京文化会館でのコンサートは2010年から3年連続で開催され、今年は5年ぶりなんですね。(2012年の記事は → ここ)
ご本人も冒頭から「ただいま!」「おかえり!」と会場(音楽のミューズがいるそう)と会話しておりました。
セトリを見ても「ただいま」という気持ちがよくわかります。
初期のアルバムと「POPSSIC」に集中した、珠玉の曲。
【セットリスト】
1.夜明けのセレナーデ
2.灰色の雨
3.ウィーウィルレットユーゴー
4.Without you girl
5.HAPPY DAY
6.終わりのない愛
7.旅人
8.LOVE NEVER DIES
9.Don't change my soul
10.マイソング
11.ユーアーザ スーパースター
12.別れるときに思うこと
(アンコール)
En0.告知のブルース
En1.相対性理論
En2.谷間の風
(9-11はピアノのみ)
独特な空気を孕むこのホールは、舞台を三方から取り囲むように扇状に座席が配置されています。
扇のかなめの部分に立つ彼をスポットライトが左右から照らすと、
洞窟のような壁にその体が作る影がぼんやりと映る。
この幻想的な雰囲気にぴったりな、この会場だからこそ当てはまるようなセトリでした。
まさか「灰色の雨」がここで聴けるとは思っていませんでした。
かなり低いキーから始まるこの曲、もう封印したんだと思っていた。
原点回帰というほどではないけれども、
11/4「I Sing」、11/12のシンフォニックコンサートとは全く違ったアプローチ。
今日は会場のキャパも小さくチケットが広範囲に出回ることもなかったので、コアなファン向けのセトリだったのかな。
以前のように「クラッシックに挑戦します!」という鼻息荒い意気込みもなく、
突き刺さるようなハイトーンもロングトーンも使わず、
ゆったりと、かろやかに、ふわりと包みこむように。
それを聴いている私たちは、ただただ歌声の波に乗って、ふわりふわりと揺られておりました。
眠りにつく一瞬前の、夢の世界に引きずりこまれる一瞬前のような。
実際には上記セトリのブロックごとにMCが入って「はっ!今ちょっと意識がなくなった!」と椅子に座り直したんだけど。
MCも前回までのようなきっちりとした台本がある感じはしなくって、
文化会館の思い出、ピアノ旭さんとの出会いなどを訥々と話しておりました。
「未だにMCが下手でうまくいくときといかないときがあります。これからの目標はMCが上手くなること」とか言ってたけど
個人的には「いやいや今のままで十分」と思います…
聴けてよかったのは前述の「灰色の雨」。
スモーキーな雨の風景が目に浮かぶこの曲、私は仙台の街をイメージしてしまいます。
(たしか本人は北欧?の国を訪れたときに書いたといってたような)
「マイソング」も久しぶりだったから、とっても嬉しかった。ワタシ的オリジナルソング部門ベスト3の地位揺るがず。
「LOVE NEVER DIES」もHAKUJU HALL原産という認識が強いけれど、この曲が訴えるメッセージ性と会場の雰囲気がぴったり。
「今日ここで歌えてよかった」とご本人も言ってました。
全般的に「成熟するとはこういうことか」と強く感じた本編。
アンコールになるとちょっと雰囲気が変わりました。
Tシャツにお着換えしてきた彼が歌いだしたのは「告知のブルース」…
ってもちろんこれは「今後の予定をアドリブの歌で告知する」って例のヤツです。
(「歌っているほうがラク」ということらしいです)
こっちも4日と5日にさんざん振られているので「はいはい、レスポンスすればいいのね」と余裕たっぷり。
ここで来年5月のジャージー・ボーイズinコンサートの告知が出たので(しかも歌で)
かなり会場がザワつきました。日程も曜日もレスポンスさせられたので覚えちゃったよ!
前の日に受賞した「フランチャコルタ・イタリア アワード」の報告も。
「受賞は、元となるぶどうのようにフレッシュな若い男性が対象だそうです。…若い男性?」とちょっと自虐的に首をかしげる35歳
「ま、いただけるものはいただいておこうと」とか
こんな感じだったので、最後はかなり体温が上がりました。
彼の体の動きも可動域が大きくなってきて、左手が感情を持ったように大きくせわしなく動く。
新曲「相対性理論」も聴き慣れてきたけれど、ラスト「谷間の風」がよかったなぁ。
林田さんのチェロは独特で不思議な音色で、この曲の最後のソロが素晴らしかった。
長身で綺麗なお顔に丸眼鏡、サラサラのワンレンヘア、黒のスーツという風貌は今までのサポートメンバーにはいなかったタイプ。
なにがあっても崩れない表情が素敵だったので、これからも出てきてほしいな
【衣装その他】
キラキラのパイピングが付いて襟に赤のアクセントが入った黒のジャケット、キラッキラの黒シャツ。
最近は黒フォーマルっぽい衣装をとっかえひっかえですが、ちょっとずつ雰囲気が違うのね。何着あるんだろ?
グッズの販売はなくて、CD販売のみでした。
終始有線のマイクだったのがちょっと不思議だった。…めずらしいよね?
つぐみさんのレポはいつも的確で、
ウンウンと頷きながら拝読しました。
「灰色の雨」
私も嬉しかったです。
アッキーの歌声が、本当にさりげなくそっと心に沁みた素敵な夜でした。
また、どこかでお会いできる日を楽しみにしておりますm(_ _)m
珊瑚さんの感想も何度も読み返しました。
聴きながら、いろんなことを思い出したコンサートでしたよね。
「灰色の雨」と「ウィーウィルレットユーゴー」は
古株のファンに向けたものだと勝手に思ってます。
また近いうちにどこかの劇場でお会いたら光栄です♡