友達とのお別れをさせなかった母: こども自慢投稿ブログ

2015年05月25日

友達とのお別れをさせなかった母

先日、墓参りに行ったとき、妹が今でも納得できないことがあると
子供の頃の話をしはじめた。

それは、妹が３つぐらいのときのこと。
我が家のお隣には妹と同じ年の女の子の姉妹がいて
いつも仲良く遊んでいた。

ある日のこと、お隣のお母さんからお菓子をいただいた
と母からおやつをもらい妹は食べた。

そして、そのあくる日、お隣さんは引越していった。

妹は遊びに行って、はじめて友達がいないことに気付き泣いた。

母になんで教えてくれなかったのと聞くと
「だって泣くでしょう」と言ったらしい。

今思うとあのときのお菓子は引越しのあいさつで
母はそのことを言わず、そんなことも知らずに
おいしそうにお菓子を食べていたわけで・・・

今でも、あの時きちんとお別れのあいさつをしたかったと。
その時の母の選択は間違っていたと言った。

どっちにしても泣くなら、しっかりお別れをさせて
思い出を作ってあげた方が良かったと思うが、
そのとき、自分はどうしていたんだろう？
妹とは５歳離れているのでお隣が引越しすることは知っていたと
思うのだが、母から口止めされていたのか・・・

妹にとって衝撃的な出来事だったと思うと
「お隣は引っ越すんだよ」と教えてあげればよかったなと。