軽量の電動バイクが2機種新発売 | 電動バイク・EVスクーターユーザーブログ

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マイノリティな電動バイク・EVスクーターユーザーの日常体験記。
メインの愛車はキムコ「サンボーイ」から、アディバ「EM100」に乗り継ぎました。
情報少ない電動バイクについて調べたり体験したりしたことを記録していきます。

こんにちは。目を離しているすきに電動バイクの新車が販売されているのに今更気付いたストロベリンです。

 

まずはこちら。

モトチンプ

 

シンガポールの会社Vanda Electrics開発の「モトチンプ」。軽量ライト電動バイクです。ツタヤオンラインでの注文販売というのも珍しいですね。受注生産のため、手に入れるまで注文から3ヶ月かかると言います。トップスピードは30km/hぐらいですが、航続距離はたった1時間程度の充電で最高60kmに達するそう。

 

アパックスパワーの「もたぽんこ」を同様、実用性を求める向きにはやや力不足かもしれませんが、目立つ事請け合いの趣味・遊びの一台と言えましょう。クルマに積んで、行った先での使用も可能です。ただ、50万円前後という価格はちょっとどうかと思います。「もたぽんこ」は10万円ちょいでしたからね。

 

もう一つ、名古屋のメーカーさんが出したこちら。

 

「ブレイズ スマートEV」

 

こちらの「ブレイズ スマートEV」もライト電動バイクです。既視感のある形状はもちろんUPQ BIKE「me01」ですよね。スペックもほぼ同じようですので開発社は一緒なのかもしれません。このあたりの日本の電動バイクベンチャー企業による企画輸入販売のスキームはよく分からないのですが、それぞれどこかに会社オリジナルのアイデアがあるのだと思います。価格はお求め安く13万円前後

 

こちらも公表スペックの最高速度は30km/h、航続距離は30kmとあります。ただ、この2機種ぐらいのパワーでは、一般道を普通に走って公表スピードが出ないことが多いはずです。平地に見えても緩やかな登り下りは普通ですし、このぐらいのパワーだと乗る人の体重に大きく左右されます。大通りは避けて裏道をゆったり走るという楽しみ方が主流で、それに徹することが出来るなら十分楽しめるし実用も可能というバイクです。

 

これらはいわゆる”原付バイク”というより、こがなくて良い自転車、というぐらいの認識で購入するバイクだと思います。実用としては「細い道路をちょっとあそこのお店まで行く」ぐらいのイメージ。10kmを越えるような通勤では使えないと考えた方が安全です。

 

奥さまにおっせーバイクと言われながらも、愛機のキムコ「サンボーイ」は平均的にトップスピードは40km/hは出せます。スタートはたしかに遅いとはいえ幹線道路をなんとか走れますが、都内を走っている中ではこのあたりのスペックが実用バイクとしての限界だろうと感じます。傾斜があるとスピードは落ちますし、スピードが落ちると後続車が気になってしまうものです。

 

最高速度30km/h程度の軽量ライト電動バイクの利点は、極めて軽いのと折り畳めるので、クルマなどでの持ち運びが可能という点でしょう。アウトドア派の方々には行った先での移動に便利。とはいえ、それで言うなら自転車にもなる長崎出身のハイブリッドバイク・ISOLA「IS006」「ISO009」が個人的にはおススメです。「IS006」も車重は25kgで折り畳めますし、自走モードでも40km/h出せるそうです。

 

ISOLA「IS006」

 

「e-SOLEX」のように、電池が切れると激しく重い自転車になってしまうモペットより軽量で、単なる自転車として使っても苦にはなりません。また、自走だけでなく電動アシスト自転車になるモードもあります。あくまで原付バイク扱いなので、自転車として使うときもヘルメットが必要になるのがタマにキズ。また、元が自転車フレームですので、メンテナンスにもかなり気を使わないとです。

 

でも、こうしていろいろな電動バイクが登場して選択肢が増えるのはいいことですね。実用系の電動バイクの登場が「E-VINO」以来少ないのが個人的には残念ですが、今年はXEAM「NOTTE」のようなスクーターも登場しましたし、バイクル「Z4」のような低価格でハイパワーな電動バイクも頑張っています。

 

原付で一人で移動するなら電動バイクの方が最適。クルマより先に電動化が普及するといいのになあ。