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有難うございます。
大人にならなければ、出来ない体験ですので、楽しい時間を過ごされたら良いと思います。
ですが、お酒などを召し上がっていると、ついついガードが緩んでしまいます。
不必要なエネルギーを頂かない為、楽しい一時を過ごす為にも、ポケットや、鞄などに、お塩を持って行かれては如何でしょうか。
ささっ、本文を読んでくださいませ。
私がご縁を頂く方の中には、鑑定師さん、カウンセラーさん、ヒーラーさんなども、いらっしゃいます。
このような方々のお話は、二つに分かれます。
Ａタイプの方の場合
「私は、色んな方と接している中で、どうしても、お相手の物を受けてしまう部分があって、どうしたら良いものかと思って・・・」と、話してくださいます。
このようなお話をしてくださる方は、ご自分のことも勿論ですが、ご縁を頂くお相手のことも真剣に考え、もっと、ご自分を整えたいと望まれていらっしゃる方です。
ご自分が何をしているのかということを、きちんと捉え、その道を全うしようとなさっている方です。
Ｂタイプの方の場合
「私は、とっても幸せなんです。人にも恵まれていますし、仕事も上手くいっています。何の問題も無いんです。ただ、何となく興味があって来ただけです」と、話してくださいます。
『時間を持て余しているの？お暇なの？』と、思ってしまいます。
興味が湧くということは、何かしら必要だからです。
そのことを、ご自身で感じることも出来ず、「私、幸せです」というのは、幸せな人を演じているだけです。
ご自分が、ご縁を頂いた方々に、「私は、こんなに幸せな人」と見せているだけです。
職業的な、幸せ発言としか思えません。
人は、「幸せです」と言える日もあれば、幸せを感じられない日もあります。
それが、人だと思います。
「幸せ」だけを感じ続けていれば、「幸せ」だと言い聞かせていれば、何の学びも無いんです。
不安を感じたり、満たされない思いがあったりするからこそ、人の心に寄り添ったり、人の心に温められたりするんです。
人は、人らしくいて、人らしく、人に接することです。
「ワタシ、シアワセ・・・」「ワタシ、シアワセ・・・」は、とても不自然です。
また、私が多くご縁を頂く方で多いのは、医師や臨床医心理士、医療の現場に身を置かれている方、公の場所で話をなさっている方です。
とても、とても、人のエネルギーを浴びています。
そのような方々が、話してくださることは、お子さんのことが多いです。
ご職業柄、家に持ち帰る他人のエネルギーが多いので、お子さんに影響するんです。
不登校、引きこもり、暴力など、お子さんに起きていることをお話くださいますが、「お子さんがおかしいという前に、お子さんを責める前に、ご自分が持ち帰っているエネルギーを考えて頂きたいです」と、話させて頂きます。
ご立派なご職業だと思います。
人を助けるお仕事は、本当に素晴らしいと思います。
ですが、人を助けることは出来ても、ご自分の大切な家族に影響があり、ご家族で笑って過ごせない、いつも家族のエネルギーが乱れているのでは、ご自分の幸せも感じられないと思います。
私は、Ｂタイプの方には、このようなことを少し話させて頂きます。
そうすると、「私の子供も実は・・・」と、話してくださいます。
ご自分では、体裁の良いことを話していても、お子さんのこととなれば、本当のことを話してくださいます。
ここからが、本音で話せる時です。
「貴方がなさっていることは、決して間違ってはいません。ですが、『私は、幸せです』と話しながら、お子さんの顔や、心が曇ってしまっていることに、何ら気付くこともせず、私は、『幸せです』と言い張らなければならない負荷が、お子さんが全て受け止めていることを考えて頂きたいです」と、申し上げます。
身を整えることもせず、人のエネルギーを浴びていて、私は出来ていると思っていても、それは家族が抱えることになります。
ご家族の負担を考えることなく、「私は幸せ」と、仰るのであれば、それは、家族を踏みつけていることと同じです。
子供は、いつか、親の手を離れて、自分の幸せを見つけます。
ですが、その日が来る時までぐらい、人らしく、感じたままの姿を見せてあげても、宜しいのではないでしょうか。
その姿に、お子さんは、どんなに辛い時も、親の自然な人としての姿を振り返り、ご自分も、また、自然な姿で、幸せを感じたり、満たされぬ思いを感じたりしながら、人らしさを忘れずに、歩んで行かれるのではないでしょうか。
幸せというものの価値観は、それぞれに違います。
本当に、幸せと感じることは、説明のしようがない程、涙が溢れ、言葉に出来ぬほどの温かさがあると思います。
それは、その方だけが大切になされば良いことであり、人に、見せつけるものでも、同じように理解して欲しいと望むことでもないと思います。
本当に、人の心に寄り添いたい気持ちがあるのならば、「私は、このようなことで、幸せを感じるようになった。貴方の参考になれば・・・」で良いと思います。
そして、ご縁を頂いた方が、噛み締めた幸せの言葉に、自然と顔がほころぶということで良いのだと思います。
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発売日：2016/02/20
出版社：ＫＡＤＯＫＡＷＡ
