字を習うのだから間違ってないですが、やっぱりおかしい。
祖母の友人が小学生向けの書道教室を開いたので、強制的に姉と二人入れられたのですが。当時の自分の字は、本当にウソでもなく謙遜でもなく下手でした。本当に下手くそで読もうとしても読めません。よくここまで下手な字を書けるものだと感心してしまうくらい下手です。もう下手とかいうレベルじゃありません。暗号です。もしかしたら当時は自分専用の字を開発していたのかもしれません。ってそれある意味すごい天才だな!
後に懐かしいな~とノート類を纏めていたところに発見した交換日記が読めないんですから、他の人が読めるわけないです。交換日記をしていた親友(女)からは毎回「字は丁寧に」と教師のように注意されていましたね。丸文字の何がいけないのさー。どうみても暗号です。
書道は小学3~6年間やってただけのこともあり、それなりに書けることは書けるようになりました。それなりなので、夏休みや冬休みの習字の宿題でもクラスで上手いかと聞かれるとたぶん下手の方です。というか書道って筆で書くから鉛筆で書く字が上手くなる訳がないけど祖母は一縷の希望を託したようですがどうにもならなかった気がします。普段から勉強すれば字は自ずと上手になりますよ。って今なら言える。
そんなことはどうでもいいですね。
というわけでどういうわけだかわかりませんが、数年前に買っておいた習字道具を引っ張りだして書いてみました。思いついた言葉をどどどーーっと。そのうち「もっと迷言を書くべきだ」(注:名言のつもりです)と、母の部屋から国語辞典と4文字熟語辞典とことわざ辞典(なんでこんなにあるんだってくらい辞書ばかりで、さすがに古語辞典はいらねえだろう)を拝借して、色々書いてみましたよ。
『男心は秋の空』『女心は猫の眼』
『犬は三日の恩を、三年忘れず』
『猫は三年の恩を、三日で忘れる』
『和尚が一人、水を担げば飲む
和尚が二人、水を括げば飲む
和尚が三人、水は飲めぬ』
『流れる水は腐らず』
『温故知新』『笑止千万』『日進月歩』
まあ色々書きましたね。
他にも書いた気がしますが忘れましたので割愛。
乾いたところでよく見ると、「日進月歩」に違和感がバリバリ流れてきます。とんでもない違和感でどこか漢字本場の大国からげんこつが飛んできそうな字が紛れ込んでいました。歩くつもりで走っているようです。が、走ってもいないので止まってるみたいです。よくわからないですがそんな感じの漢字になってました。何故書く時に気づかなかった?
そもそも始めに書いた『家族』が家も族も間違っているし、『ぬ』が「ね」になっていたり、自分の日本語力けっこうあるよな!っていう自信が崩壊寸前です。普段キーボード会話してるからこんなことになるんだよ。
というわけで、いまも絶賛床の上で乾かして(放っておいて)いるのですが、諺のごとく「ここに習字紙なんかありますかね」体で猫が堂々と上を歩いております。かわいらしい肉球に墨がついてそれを舐めてしまったとしても大した量じゃないし大丈夫だろう。というか猫って猫だな。本当にね。
三日保たず、三時間で忘れる、うちの猫。
(関係ない追記)
猫のトイレを洗いました。猫のオシッコはウンチより強烈です。眼が、眼が、眼がぁ~~~!
息できない眼が開けられないウンチの臭いが香しく感じるというくらい。猫を飼っている人にしか解らないこの苦しみを皆様に( ´艸`)