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「心地よく暮らす 大人のラク家事」を読めば、部屋も心もスッキリ片付く!

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Twitterで交流しているRinさんの著書「自分8割、主婦2割 心地よく暮らす 大人のラク家事」を読みました。今日は、この本の感想とおすすめしたいところを、章ごとに書いていきます。

Rinさんのブログはこちら→「Rinのシンプルライフ」

この本が今の私に教えてくれたたくさんのことを、みなさんと共有したいです(3400文字くらいになったので、目次から飛んでご覧ください)。

魅力はたくさんありましたが、まとめると3つになります。

ひとつは、「なぜそうするのか」を論理的に説明してくれる点、もうひとつは、写真・イラスト・文章の量と配置がバランスよくて読みやすい点、最後のひとつが、目の前がぱっと明るくなるような読後感です。ほんと、気分よくなります!

目次
「3倍速で生きる女」だからこそ
HOWよりもWHYで減らす
本当の片付けが始まるのは
数字で見せるラク家事の手引き
「今」を軽やかに生きるために
おまけの話

心地よく暮らす 大人のラク家事 600・450

私は実用書を読むとき、付箋を色別で使います。

ブルーはあとちょっと頑張れば私にもできそうなこと、黄色は全く知らなかったこと、赤はこれから特に意識して取り入れたいこと。ほんとうは各ページに付箋を貼りたかったのですが、それじゃかえって読みにくくなるので、今はこんなふうにしています。

「3倍速で生きる女」だからこそ


居宅介護支援専門員で、整理収納アドバイザーでもあるRinさんのブログを読みはじめたのは、2年ほど前です。50代になられたそうですが、私はその頃からずっと、彼女をもっとお若い方だと思っていました。

自分8割、主婦2割 心地よく暮らす 大人のラク家事

フルタイムで働きながら毎朝ブログを更新しておられること、ライフワークであるバレーボールを続けながら他の趣味も楽しんでおられることなどから、勝手にそう思っていたのです。

インテリアも収納も機能的でスタイリッシュ。お洒落さと実用性を兼ね備えていて素敵なので、なおさら。

著書の冒頭でもそのことが書かれています。「3倍速で生きる女」と呼ばれるほどめまぐるしい毎日を送ってきたこと。引っ越しを機に美しく整えた家を、来る人からいつも褒められていたこと。

でもご本人は、家がどれほど綺麗に整っていても、家事をラクにまわすことが出来ておらず、しんどい毎日を送られていたそうです。

「私の片づけは間違っていたのだろうか」という疑問からリスタートした、Rinさんのモノ減らしとラク家事への道。

いったいどのようにして、あの充実したキラキラの毎日が作られていったのでしょう?

ノート 女性1

HOWよりもWHYで減らす


1章:まず、物を減らす。

*HOWよりもWHY*
物を減らすことについて、この本は、howの「どうして」はもちろん、whyの「どうして」を筋道立てて説明してくれます。

こういう書き方ができるのも、Rinさんだからこそ。この書籍の全てにおいて貫かれています。

どのようにして物を減らすかという技術や方法も大事ですが、どんな理由があるから減らすのだいう点を押さえておくことの方がもっと大事。

何故?の中味を理解していれば、同じ失敗を繰り返さなくなるからです。

もっと早くこの本が出ていたらなぁ…

私が大片付けをはじめたころよくやっていた失敗は、まさに、なぜ減らすかの意味をよく確かめず、突き進んでしまったことでした。


*読みやすい編集*
整理と収納の基礎のお話も、スッキリしたお部屋の写真・わかりやすいイラストとともに、具体的かつ丁寧に解説されています。

レイアウトも素敵です。

写真が左、Rinさんの文章が右というかたちがこの先で数多く出てきますが、これが私にはとても読みやすく心地よかったです。
本 ページ

本当の片付けが始まるのは


2章:暮らしやすさ重視で片付ける

Rinさんは、片付けの先にある暮らしを思い描くことの大切さを、力説しておられます。収納コンプレックスのある私も、こんな記事を書きましたので、何度も頷きました。

関連記事→「片付けやすい順番のメモづくり。美しい部屋よりわかりやすい部屋を目指す」


『忘れるから見える化する』『散らかるのには理由がある』『忘れない工夫をあちこちに』など、読み手の悩みをすくいあげるような見出しがたくさん続きます。この章でも、先に書いたように「なぜ」の部分がはっきりと示されています。

私が読んでいて嬉しかったのは、「私にもこれが出来てきた!」とか、「これは本当に大事だな…がんばってみます」と思えるところをたくさん見つけられたこと。

そうそう、ハサミを置いている場所が同じで嬉しかったです。玄関・洗面所・ダイニング・キッチン。うちの場合は、リビングで夫がいったん座るとなかなか動かないので、そのそばにも置いています。ハサミも、Rinさんが使っているような素敵なのにすれば、もっと気分がいいだろうなぁ。

共通項を見つけるたびに安心し、私も自分らしく片付けていけばいいんだと思えました。

文房具 9
(夫専用のラックをソファーのすぐそばに置いています)

私のように片付けに苦手意識のある人には、この2章の内容がとくに役立つと思います。


数字で見せるラク家事の手引き


3章:手間を減らす
4章:家事は最小限で効率よく


物が減ればおのずと家事もラクになるはず。でも、ただ減らしただけでは本当のラク家事にはたどりつきません。

この章では、Rinさんが暮らしの中で気付いた「これ、本当に必要かな?」「なんで上手くいかないんだろう」という小さな疑問からはじめた手間の減らし方が、具体的に紹介されています。

『1日の家事時間が1/4に』『我が家の洗剤は4つだけ』『ご飯支度が15分ですむ工夫』など、数字で解いてくれるお話が続きます。

物を減らしたら、どんな手順を省けるか。やめられるか。

その結果、どのようにラクになったか。良いことが起きたか。

Rinさんのお宅と自分の家の場合とを比べて、取り入れられる点をうまくあてはめていきたいです。

とくに、ラク家事タイムテーブルは見ごたえじゅうぶん!動くRinさん、よりそうご主人、お二人の様子が見えてきます。


「今」を軽やかに生きるために


5章:自分時間を楽しむ

この章も、読んでみたい見出しが並びます。とくに気づかされたのが、『老後のプランを考えておく』というところ。居宅介護支援専門員としてのRinさんのアドバイスが、まっすぐに入ってきました。

自分時間を楽しむためにも、「ありがとう」を忘れない。私も大事にしています。夫婦が仲良く暮らしているからこそ言えるし、言うからこそ仲良く暮らせる。

言わないと伝わりません、どんなに長く夫婦をしていても。もし伝わっていたとしても、言葉にするほうがお互い嬉しいじゃないですか。

心地よく暮らす大人のラク家事 (2)

人生を楽しみたいから、余計なものは背負いたくありません。目に見えるものも、見えないものも。

でも、人とかかわって生きていくかぎり、そう簡単に自分のためだけの人生は送れません。

年齢やライフスタイルによって、家事に求めることが違うのはたしかですが、自分や家族が心地よく暮らすために家事をラクにしたいという思いは同じです。

Rinさんのようにフルタイムで働く女性はもちろんのこと、パートタイムで働きながら子育て・介護とを掛け持ちしている人にも、子供さんがまだ小さくて自分の時間を生み出せない人にも、体力気力が落ちてきた私のような50代の主婦にも、夫婦二人暮らしや独身の人にも、この本はおすすめです。

自分に役立つ情報が、必ずたくさん見つかります。


おまけの話


先月末、Rinさんが大阪へ来られると知って、私の方から「お会いしたいです」と申し出ました。しかし、ちょうど結婚した娘の引っ越しの日とかぶり、あきらめたのでした。でも、お会いできる日はまた来るでしょう。

そのときまで、私も、「静」と「動」をバランスよく暮らしの中に取り入れていきます。

まずは、35年続けているエアロビクスを、Rinさんのバレーボールのように、70代まで続けることを目標にします!クラシックのコンサートも昔のように月1、いや季節に1回でもいいから聴きに行こう。美文字レッスンの受講も再開したいです。

片付けて家事をラクに。ワクワクの人生に。そんな気持ちにさせてくれる本でした。
 
書籍の紹介記事を書いたのはあと1本くらいです。よかったら読んでみてください。

「おとなのおしゃれ Do!& Don't」 は面白くて服をもっと捨てたくなる本



2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。
記事:今の暮らしを変えて、人生後半を身軽に楽しく生きる

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原田さよ

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考・衣・食・住、すべてをシンプルに。片付けやすい順番や罪悪感のないものの減らし方、家族のだれもがわかりやすい収納、身体も心もラクでいられる家事のやり方について書いています。少ない服でも楽しめる着回しの工夫なども。
ものを減らしてゆったり暮らせるようになりました。自分に使える時間が増えたことが一番嬉しいです。

整理収納アドバイザー
住宅収納スペシャリスト
生前整理アドバイザー1級


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