本当に久しぶりに洋書を読んだ。KINDLEの無料本の中から、
選んだ理由の一つに好きな作家、MICHAEL CONNELLYの
紹介文があるからだった。
本の最初の2~3ページだが、本を書くことの大変さ、
この著者は、始めたばかりだが、いずれ、優れた
ストーリーテラーになるだろうという簡単なものだった。
さて、そのストーリーだが、主人公は、刑務所の牧師だ。実は、
著者自身も刑務所の牧師だったとのことだ。
まず、この設定がユニークであり、期待を持たせたのだが、
残念ながら、期待は見事に裏切られたと言ってよい。
刑務所内で殺人事件が行われ、その捜査に、主人公である
刑務所の牧師と、元義理の父である刑事が任命される。
なぜ、刑務所の牧師が、というと、囚人は牧師には、
心を開き、情報も取れやすいという理由からだ。
それは、なるほどと思うのだが、あとは、取り立てて、特徴が
ないのだ。父親や双子の弟も刑事っぽいが、助けてくれる
というのでもない。
それほど緊迫感もないのだが、少々、重苦しく、薄汚い
後半へと進んでいくのだ。
やや、話が、飛んでいる部分もあると感じた。
ということで、約240ページなので、何とか、読み終えたという
ところか。