こんにちは。
木もれび鍼灸院の弓削です。
こんな経験ありませんか?
今まで色々な治療院へ行ってはなかなか良くならない・・・
最初はがんばってやってくれたけど、最後はなぁなぁ
当院ではこんな事があります。
「この前やってもらってからよくなりました。」
「良くなってたのが、また悪くなった感じがします。」
「鍼を受けてから痛くなったけど大丈夫ですか?」
「治療を受けていく中で、不安がなくなりました。」
鍼がなぜ効くのか?実はあまりよくわかっていません。
しかし、鍼灸が効くという症例や動物実験や治験などでも何万何億と証拠が積み重ねられて今に至ります。
鍼灸は経験医学だと言われます。
『このツボはこの病気に効く』といった経験で出来上がっている。と西洋医学からは観られているようです。
でも日々痛みのある方や症状で苦しんでおられる方と、正面から向き合っていると
1+1=2のような経験だけではないという事がわかってきます。
鍼灸師は、
薬も注射もできません。
他の科へ回すこともできません。
逃げ道をふさいだ状態でぎりぎりのところで戦っているようなものです。
その状態で信じることの出来るものは2,3000年前の古典でしょうか?
古典は死典とも言われます。
そのまま使っても価値の無い物。
書籍はあくまで参考ていど、
師匠もいますが、手取り足取り教えてもらって習得できるものでもありません。
過去の鍼灸や漢方、中医の医師たちは、
患者さんと向き合って向き合って、痛みや苦しみを共有して、
どこまでも続く長いトンネルを抜け出すために死に物狂いで治療にあたってきました。
私も患者さんと向き合っていく中で
なぁなぁになりそうな瞬間もありますが、
治療の道半ばで、施術者がそうなってしまうと『病』は袋小路に入ってしまいます。
顔は笑っているけども
常に神経は緊張し続けていないといけません。
油断のできない仕事です。
※なんでもそうですけどね。
治ってほしいという素直な心持をもっていることが、
なによりも大切だと感じています。
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