一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

平屋が急増 もちろん耐震等級3

2017年02月24日 | NEWプロジェクト

昨日プレゼンをさせて頂いた物件



先回ご紹介したパノラマウインドウの物件に引続き平屋
(なぜか、最近 平屋案が急増しています

そして引続き、耐震等級は最上級の3をクリアです



ビルトインガレージで間口方向の壁が少ないのに?
リビングに大開口(巾6mも)があって壁が少ないのに?

本当に等級3? いける?

はい大丈夫です!楽勝です
もちろん、タネも仕掛けもあるのですが
今回もそれは置いておいて


そう、先回の話の続き

なぜ?私が毎回毎回バカの一つ覚えのように
「耐震等級3」を連呼するのか?

「耐震等級1」の建築基準法を守ればセーフでは?

私はそうは思わないんです。(思わなくなったのです。)


熊本地震の調査報告が様々な形で発表されてきました。
そこからもわかること・・・

建築基準法が求めているレベル「耐震等級1」の建物は、大地震に対して倒壊・崩壊しない。
(1回の地震に限る)

確かに、(2000年基準の)建築基準法で建てられた木造住宅の90%以上は、倒壊・全壊を免れました。
(と 言うことは、2000年基準でも倒壊・全壊した住宅もあるという事です。)

ただし、倒壊を免れている中でも、大規模半壊や半壊した住宅も多く、そこではもう住む事が出来なくなりました。
つまり、「命」は1度守れたが「財産」は守れなかったのです。

それに対し、耐震等級3の住まいでは、
倒壊・全壊が、ゼロ 

一部損傷などした物件もありましたが、修復が可能で住み続ける事が出来ています。
そうです! 
「等級3」の住まいは、「命」も「財産」も両方とも守れたのです。


建築基準法第一条に
~国民の生命、健康及び財産の保護を図り~と、あるように、
住まいは、そこに暮らすご家族の命と健康そして財産を、守らなければなりません。

ですから、私は「等級3」の住まいをおすすめしているのです。
ですから、「等級3」を弊社の標準としたのです。


でも・・・ 「等級3」だと高くなるでしょ?

いいえ、高くはなりません。違っても数十万円くらいです。
弊社では、等級2と3ではほんの数万円の違いです。


でも・・・ 「等級3」だと、吹き抜けや大開口が取れないでしょ?

いいえ、そもそもそのプランが構造的に成立していないからダメなんです。
弊社では、吹き抜けも大開口もバンバン提案しています。


これからも、ことあるごとに
「耐震等級3」を連呼します




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