Ariana Grande(アリアナ・グランデ)『No Tears Left To Cry(ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ)』

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テロになんて負けない!

2018年5月26日号のbillboard The HOT100 第7位(4週チャートイン 最高位 第3位)

2018年5月18日分 UK Official Singles Chart Top100 第3位(4週チャートイン 最高位 第2位)

今回おすすめするのは、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)の『No Tears Left To Cry(ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ)』です。

アリアナが直接言及したインタビュー記事などを私は見つけることはできなかったのですが。
歌詞の内容から察するに、この歌はちょうど1年前の5月22日に英マンチェスターでのコンサート会場で起こったテロ爆破事件への追悼と屈しない意志を表現した歌なのだと推測します。

でもサウンドはポップで変な悲壮感は漂わず、むしろ前向きなパワーが湧いてくる楽曲として仕上げているところに、アリアナのファンへの気遣いと自分自身をも奮い立たせる強さをさらに感じられる作品です。




ダイバーシティを乗り越えてファンとつながりたい想いを込めた歌詞

「No Tears Left To Cry」とは「流す涙はもう残っていない」という意味。

Right now, I’m in a state of mind
(今 私の心の状態は)
I wanna be in, like, all the time
(いつもこんな感じだったら良いのに)
Ain’t got no tears left to cry
(もう流す涙なんて残っていない)
So I’m pickin’ it up, pickin’ it up
(だから立ち直って元気を出さなきゃ)
I’m lovin’, I’m livin’, I’m pickin’ it up
(愛して 生きて 元気になって)
I’m pickin’ it up, pickin’ it up
(立ち直って 元気を出して)
I’m lovin’, I’m livin’, I’m pickin’ it up
(愛して 生きて 元気になって)

I’m pickin’ it up (yeah), pickin’ it up
(立ち直って 元気になって)
Lovin’, I’m livin’, so we turnin’ it up
(愛して 生きて 元気になって)
Yeah, we turnin’ it up
(そう 私たちはよみがえるの)

Ain’t got no tears in my body
(私にはもう流す涙なんて残っていない)
I ran out, but boy, I like it, I like it, I like it
(出尽くしたけど それでいい それでいい いいわ)
Don’t matter how, what, when, who tries it
(どうなっても 何があっても いつであっても 誰であっても)
We’re out here vibin’, we vibin’, we vibin’
(私たちはここで良い気分でいるわ)

Comin’ out
(出てきて)
Even when it’s rainin’ down (can’t stop now)
(例え雨が降っても[止められない])
Can’t stop so shut your mouth (shut your mouth)
(止められないなら黙ってて[そう黙ってて])
And if you don’t know then now you know it, babe
(もしあなたが知らないなら 今が知る時よ)
Know it, babe, yeah
(知る時だわ)

Right now, I’m in a state of mind
(今 私の心の状態は)
I wanna be in, like, all the time
(いつもこんな感じだったら良いのに)
Ain’t got no tears left to cry
(もう流す涙なんて残っていない)
So I’m pickin’ it up, pickin’ it up
(だから立ち直って元気を出さなきゃ)
I’m lovin’, I’m livin’, I’m pickin’ it up
(愛して 生きて 元気になって)
Oh, I just want you to come with me
(ねぇ ただ私についてきてほしいの)
We on another mentality
(私たちが別の精神性を持っていても)
Ain’t got no tears left to cry
(もう流す涙なんて残っていない)
So I’m pickin’ it up, pickin’ it up
(立ち直って 元気になって)
I’m lovin’, I’m livin’, I’m pickin’ it up
(愛して 生きて 元気になって)

Pickin’ it up (yeah), pickin’ it up (yeah)
(立ち直って 元気になって)
I’m lovin’, I’m livin’, so we turnin’ up (we turnin’ it up)
(愛して 生きて 元気になって[私たちはよみがえる])
Yeah, we turnin’ it up
(そう 私たちはよみがえるの)




They point out the colors in you, I see ‘em too
(彼らはあなたの個性を指摘する 私にも見えるわ)
And, boy, I like ‘em, I like ‘em, I like ‘em
(うん 私は好き 好き 好きよ)
We way too fly to partake in all this hate
(私たちの生き方はこんな憎しみと共にするほど愚かじゃないわ)
We’re out here vibin’, we vibin’, we vibin’
(私たちはここで良い気分でいるわ)

Comin’ out
(出てきて)
Even when it’s rainin’ down (can’t stop now)
(例え雨が降っても[止められない])
Can’t stop so shut your mouth (shut your mouth)
(止められないなら黙ってて[そう黙ってて])
And if you don’t know then now you know it, babe
(もしあなたが知らないなら 今が知る時よ)
Know it, babe, yeah
(知る時だわ)


Right now, I’m in a state of mind
(今 私の心の状態は)
I wanna be in, like, all the time
(いつもこんな感じだったら良いのに)
Ain’t got no tears left to cry
(もう流す涙なんて残っていない)
So I’m pickin’ it up, pickin’ it up (oh yeah)
(だから立ち直って元気を出さなきゃ[そうよ])
I’m lovin’, I’m livin’, I’m pickin’ it up
(愛して 生きて 元気になって)
Oh, I just want you to come with me
(ねぇ ただ私についてきてほしいの)
We on another mentality
(私たちが別の精神性を持っていても)
Ain’t got no tears left to cry (to cry)
(もう流す涙なんて残っていない[泣くための])
So I’m pickin’ it up, pickin’ it up (oh yeah)
(立ち直って 元気になって[そうよ])
I’m lovin’, I’m livin’, I’m pickin’ it up
(愛して 生きて 元気になって)
※同じ歌詞が続くので上部の和訳を参考にしてください

こうして歌詞を和訳してみると、アリアナがファンをテロで失った悲しみを乗り越えようと自問自答しながら、恐怖に震えたファンを元気づけたい気持ちが伝わってきます。

ファンとはいえ考え方やメンタリティは違っても、そうした垣根を乗り越えて、皆でひとつになりたい、そんな想いも歌詞から察することが出来ます。




テロの悲劇を一日たりとも忘れたことはない。

1周忌を追悼するにあたって、アリアナは「みんなのことを今日も含め日々思っています。全身全霊で愛しています。私が差し出さなければならないこのチャレンジングな日に、みんなに光と思いやりを送ります」とツイートしています。

ちなみにミツバチはマンチェスター市民の象徴と言われていて、MVでもミツバチをモチーフにしたシーンがあります。

音楽は国境や人種、文化、年齢を乗り越えてひとつになれる素晴らしいもの。
そしてアーティストとファンが一体になれるコンサート会場は、安心して楽しめる場であってほしい。
私も心からそう願いますし、アリアナの決意表明ともいえるこの作品は、多くの人々に勇気を与えると思います。

そしてアリアナもとても勇気があるアーティストの一人で、困難を乗り越えようとしている彼女に拍手を送りたいです。

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