Richard Mulgan『Making Open Government Work』 | (元)無気力東大院生の不労生活

(元)無気力東大院生の不労生活

勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。
学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。
でした。

 Richard Mulgan『Making Open Government Work』を読了。

 

 オープンガバメントの本筋というよりも、オープンガバメントに絡めて、説明責任や透明性に関する議論を行うという体裁。
 オープンガバメントというと、テクノロジーの議論が展開されることが期待されるが、本書はそういうものはほとんど取りあげられず、行政における組織論や制度論に焦点が当てられている。
 各論点については丁寧に論じているが、物足りなさは否めない。