徒然なるまま 写遊記

私楽 諸行歓常 諸行感謝 のんびり気ままに散策・・「埼玉・高麗川のほとり」(浮雲・浮浪雲)

皇居・四季巡り 冬木立「添文・映画 この世界の片隅に」

2017-02-11 | 皇居・四季巡り(東御苑)
お断り⇒
写真は「皇居2月2日冬と春夏秋景色」

添付文は「映画 この世界の片隅に」雑感。



映画「この世界の片隅に」は、レビューで
「戦時の 市井の人々を描かれた作品」等の
評価を事前に仕入れて見に行きました。


(2017.2.2・・天守台前の 春を待つ椿寒桜)


(2016.2.25・・昨年2月25日は春・
        満開だったのですね?)


(2017.2.2・・北風が吹く 
      二の丸庭園への小道)


(2016.10.2・・秋の陽射しが 
        気持ちイイ季節)

上映前、戦後の家族を描いた「東京物語」
小津安二郎やTVドラマの向田邦子ラインの
「戦争中の家族版」など予備知識で入館。

そして観賞後の感想は、
有り触れた市井の人々物語でなく、

まさに世界の片隅で「一人の女性が
けなげに生きた 心に響くストーリー」
・・と!

また哀しい場面も涙を強く求める編集でなく

戦時中を背景に、家族・結婚・死など
「悲喜こもごもの人生模様」を
テンポよく構成!

むしろ戦争・被災の悲劇さえも、
日常生活の一部の様に描き、

今ある 震災社会の日本人に
つながっている様に感じさせる映画。

そして小津作品同様に、時が過ぎれば、
ますます評価が高くなる作品と思いました。


(2017.2.2 
   人の姿も見ない寒々とした庭園)


(2016.8.25
   蝉の声が聞こえる緑一杯の夏色庭園)

映画は自分の両親が生きた時代ゆえ、 
ズ~と両親を想いながら見ていました。

(以下は、観賞した人しか 分からないが)

上映中、涙を抑えてきた感情が、
最後の場面  義姉の
「晴美の服じゃ 小まいかねえ・・」で
自分は ジワァ~と!


(2017.2.2・・冬の小川にも 
      心和むのは自分だけ?)


(2016.8.25・・癒しを覚える 
        皇居の夏の小川)

どこにでも宿る愛
この世界の片隅で、
私たちの生活は続いていく。
(本編より)



そして1950年代の成瀬巳喜男
「浮雲」溝口健二「赤線地帯」
小津安二郎「麦秋」など等、

時代を背景にした、
女性を描いた好きな名作は
数々あるが、

この映画は日本女性の「不思議で
可愛い魅力」を表現。

「世界の片隅」映画を、
成瀬の「浮雲」女性主人公と
比較するのは 自分だけカモ・・?
さらに対象する映画選定が古すぎる?
(笑い)

観客動員数最高の某アニメ映画と
違う処は、ドラマはあるが
「人を描いているかどうか?」

()2/5ブログ「皇居四季巡~」も
  ご高覧下さい?

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