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Photo: WSL / SEAN ROWLAND

東京五輪におけるサーフィン会場としてWSL(ワールドサーフリーグ)が目論んでいるケリー・スレーターのウェイブプール「サーフ・ランチ」。

もしもサーフ・ランチ開催となれば、人工波なのでよりサーフ・ランチでトレーニングしたサーファーが有利になりますよね。

今回の記事は、オーストラリアのオリンピックサーフィン強化指定選手団がレモー(カリフォルニア)にあるデモ施設にてトレーニングセッションを行うニュースをお届けします。


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WSLが発表したニュースは以下の通り。

サーフィンオーストラリア国内チームがチームとしては初となるサーフ・ランチ利用の契約をしました。

実際にトレーニングセッションが行われるのは2018年の6月18~23日、8月の2回となります。

もともとサーフィンオーストラリアは反復練習可能なウェイブプールの活用を公言していました。

当初はオーストラリア国内でウェイブガーデン社の造波装置を利用してオープン予定であったアーバンサーフによるウェイブプールを指していましたが、オープン予定は遅れていて来年の予定。

そんな最中、サーフ・ランチでのオリンピック開催の可能性が浮上しているので、サーフ・ランチ活用となったのでしょう。

サーフィンオーストラリアのアンドリュー・スタークCEOは以下の声明を発表しています。

我々のアスリートにはWSLツアーやそれ以外のイベントの準備に向け、出来る限りの支援をしたいと考えていて、その目的達成となる究極の手段こそがサーフ・ランチ活用と考えています。

レモーのサーフ・ランチはデモ施設であり、単発のイベントや研究開発の場という位置付けだと思っていたので、まさかの展開ではないでしょうか。

6月のトレーニングセッションは18~23日の6日間にも渡るので、フル稼働させた際に不具合が発生しないのかどうかといった点にも関心が向いてしまいます。

オーストラリアチームに続き、サーフ・ランチ活用を考える国は今後増えてくると考えられ、初代ワールドチャンピオンのピーター・タウネンドをコーチに迎え入れた中国も然りということで、サーフ・ランチを軸にした各国の動向から目が離せません。

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参照記事:「Surf Ranch Welcomes Surfing Australia; First National Squad to Train Onsite

東京五輪関係の過去記事