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1989年~1990年の平成バブル大崩壊と
今の情勢は非常に良く似ています。
時代背景が違うので、若干風景の見え方
が違いますが…
日経平均が最高値を付けた時、もっとも
その株式価格の根拠となったものは収益
ではなく、企業の持つ膨大な土地資産=
つまり簿価と時価の乖離(土地含み益)に
着目してあのお祭り騒ぎになったのです。
私が、何か変だな?と思ったのは、収益と
株価が連動していないこと=収益還元評価
とのあまりにも非現実的な乖離を起こして
いたことでした。
その推理は、結局大正解でした。
不動産価格が暴騰した原因の一つは
プラザ合意です。
そして、今、日銀がやっている金融緩和と性質的
には同じものです...
そのお陰で、その当時の金利レベルで超低金
利の金余り現象が株と土地に狂人的なスピード
で銀行を通して世にばら撒かれたマネー(通貨)
がその主犯人だったのです。
その後、このバブル崩壊が分析されていたの
ですが、一番的を得ていた理由は「バランスシート
不況」と言われる説だったと思います。
土地神話も、プラザ合意があっての話であり
バブル崩壊の真因は、「バランスシート不況」に
あったのです。
つまり土地神話崩壊は低金利マネーが、その
巨大なバブルを生成した反作用なのです。
まず、頭の中を原理原則に戻しましょう。
株価や地価とは、民間の収益が「原資」なの
です。
つまり、収益率の向上によってのみ株価や地価
が上昇するのは、健全なインフレであり、マネー
の過剰流通による価格上昇は「バブル」である
=不健全である、と言う結論に至ります。
で、今の世界の経済状況を眺めてください。
まさに同じような風景に見えませんか?
消費者が購入する物の値段が問題ではない
のです。(=デフレが原因ではない!)
デフレは現象に過ぎません。
物の値段が下がるのは、その物にそれだけの
価値がない場合と、企業の労働分配率が低過ぎ
るので国民の購買力が損なわれてこのような歪な
状態で経済が長く停滞しているのです...
マネーの節操のない発行と大きな政府と巨大
企業によるマネーの寡占化という戦略に問題
あるのです。
世界はフランス革命前夜なのかも?ですね(笑)
米国やヨーロッパ、日本や韓国などは格差社会
現象が社会問題化しています。
企業収益の源泉である消費を担う層が、中国や
東南アジアによる経済発展=消費増加に依存し
ているに過ぎません。
その結果、先進諸国の国民は過剰な資産格差に
よる民衆の不満で政治が不安定化しており、その
バーストが近くやってくるでしょう。
トランプ大統領と言うサプライズはまさにこの
結果と言えます。
そしてQEによる世界バブル大崩壊の非常停止
装置は、もう間もなく機能しなくなるでしょう。
それが続けられないのは格差社会をさらに増大
するからであり、早くBI(ベーシックインカム)などを
導入して先進国の低所得の国民の生存を脅かす
経済システムを改良しなくてはとんでもない結果が
待っています。
まず、今がバブルであり今後その崩壊は免れない
と言うシナリオはしっかりと心に留めておくことです。
仮想通貨などのICOバブルも、その終わりの始まり
が丁度今頃であり、今バブルの渦の中にいて多くの
人々の視野が極端に狭くなっているように思います。
とにかく、調子に乗らないことですね!(笑)
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