Task Scheduler:定期的にスケジューリングされたタスクを実行できる

2017年12月14日

WordPress のスケジューリングされたタスクを実行したい場合には、
WP Cron を利用して実行することになります。
ただ、WP Cron だとサイトにアクセスされないと実行することができません。

そのような時に便利な WordPress 用プラグインがあります。
それは「Task Scheduler」です。
そのインストール手順から日本語化・使い方と設定などを解説していきます。

Task Scheduler

Screenshot of wordpress.org

Task Scheduler は、Heartbeat API を使用し WP Cron を介さずに定期的にスケジューリングされたタスクを実行できます。

デフォルトで用意されているタスク以外にも独自のタスクを作成することもできます。
用意されているタスクは、以下のとおりです。

・投稿を削除
投稿の種類、投稿のステータス、タクソノミー、タクソノミで絞り込んだ投稿を一括削除します。

・メール送信
指定されたメールアドレスにメールを送信します。

・トランジェントの削除
期限切れのトランジェント(キャッシュ)を削除します。

・Web サイトのチェック
特定の Web ページにアクセスし、特定のキーワードをチェックします。

・PHP スクリプトを実行
自サイト上の PHP スクリプトを実行します。

タスクの実行間隔は、4 種類(指定した間隔(分単位)・指定された日時・毎日 1 回指定した時刻・終了コードを受診した時)から選択可能です。

記事を作成もしくは更新時点でのバージョン:v 1.4.5
マルチサイトでの利用:可

インストール手順

下記の URL から ZIP ファイルを入手して、管理画面からアップロードして有効化するか
Task Scheduler – WordPress.org

もしくは、WordPress.org の公式プラグインディレクトリにリリースされているので、
管理画面から入手できます。

ダッシュボードから「プラグイン」メニューの「新規追加」を選択し、
プラグイン追加画面右上の検索窓に「Task Scheduler」と入力します。

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

検索結果の一番左上に表示されると思うので、「今すぐインストール」をクリックします。
※一番左上に表示されない場合は、上記の画像から探して下さい。
インストールが完了したら、プラグインを「有効化」します。

プラグインのインストールに慣れていない方は、
下記の記事にて詳しく解説していますので、御覧ください。

WordPressプラグインのインストール手順を解説 – WordPress活用術

日本語化

Task Scheduler を有効化した際に日本語化されない場合には、
日本語化用の言語パックを translate.wordpress.org から入手できる場合があります。

WordPress と関連プロジェクト(テーマ・プラグイン)用の翻訳プラットフォームとして、
translate.wordpress.org (GlotPress) が導入されています。

※ボランティアで翻訳されている場合が多いので、
全てのプラグインで、必ずしも日本語化用の言語パックが用意されているわけでは無いです。
また、用意されていても 100% 翻訳されている保証もありません。

日本語化用の翻訳ファイルの探し方は、下記の記事を参照してください。

WordPress公式での日本語化用の翻訳ファイルの探し方 – WordPress活用術

専用メニュー

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

ダッシュボードの「設定」メニューの下に追加されています。

使い方

「Add New Task」から新しいタスクを新規作成します。

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

タスク名とタスクの説明(オプション)を入力し、タスクの実行間隔を選択します。

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

毎日 1 回指定した時刻でタスク実行を設定する際の画面。

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

実行するタスクなどを選択します。

投稿を削除

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

投稿のタイプと投稿ステータスを選択します。

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

タクソノミーを選択します。

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

Number of Posts to Process per Routine
1 ページ読み込みごとに処理される投稿の数を設定します。

Elapsed Time
設定した時間よりも古い投稿のみ削除できます。
任意の日付で削除したい場合には「0」を設定します。

メール送信

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

Email Address
送信先のメールアドレスを入力します。
複数指定したい場合には 1 行につき 1 アドレス。

Email Title
メールのタイトルを入力します。

Email Message
メール本文を入力します。
用意されているテンプレートタグをも使用できます。

トランジェントの削除

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

Transient Prefix
トランジェントのプレフィックスを入力します。

Web サイトのチェック

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

  • Web Page URL
    チェックしたい URL を入力します。
  • SSL Verify
    SSL 検証をするかどうか。
  • Timeout
    タイムアウトするまでの時間を秒数で指定します。
  • HTTP Request Method
    HTTP リクエストの方式を選択します。
  • Query Arguments
    クエリパラメータのキーと値を設定できます。(複数設定可)
  • Keywords to Search
    検索キーワードを入力します。
  • Find All
    上記のキーワードが全て存在する必要があるかどうか。
  • Seatch in HTML Source Code
    上記のキーワードをHTMLソースコードで検索するかどうか。

PHP スクリプトを実行する

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

実行したい PHP スクリプトを指定します。

Settings

Server Heartbeat

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

  • Server Heartbeat
    サーバーがバックグラウンドでタスクをチェックするかどうかを選択します。
  • Status
  • Interval
    プラグインがバックグラウンドでタスクをチェックする間隔を秒単位で設定します。
  • URL
    バックグラウンドのページロードの要求 URL にクエリ文字列を表示するかどうか。

Task

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

  • Max Number of Background Routines
    バックグラウンドルーチンの最大番号を入力します。
    番号が大きくすると速くタスクは完了しますが、サーバーリソースがより多く消費されます。
  • Max Count of Log Entries
    タスク実行ログの最大保存行数を指定します。
  • Max Task Execution Time
    タスクの最大実行時間を秒数単位で指定します。

Reset

WordPressプラグイン「Task Scheduler」のスクリーンショット

  • Delete Options upon Uninstall
    このプラグインを削除する時にプラグインの設定も削除するかどうか。
  • Reset Options
    設定をリセットできます。

URL

Task Scheduler – WordPress.org

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Posted by 管理人