厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2018年105冊目『会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。』

2018-03-17 22:37:11 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「100人いれば、100通りの人事制度」という方針のもと、一人ひとりの個性を重視する施策を実施した結果、離職率を7分の1に下げ、働き方改革の先進企業と呼ばれるようになったサイボウズ。

ご自身も育休を3回取っているサイボウズの社長・青野慶久さんにより、会社が働く私たちを不幸にしている問題について掘り下げます。

私たちが楽しく働けないのは、会社の仕組みのせいなのではないか。会社がモンスターのように私たちを支配してしまっているからではないか。一体、何が起きているのか。問題の構造から考え、そして自分の楽しい人生を取り戻すためのヒントをまとめています。

カイシャが職場として提供できる楽しさとは、仲間と同じビジョンに向かう一体感、個性を生かした貢献、そしてお互いの感謝。活動が顧客の喜びを生むとともに、その先にある社会貢献への広がり。それらがカイシャという仕組みを生かして得られる「楽しさ」だと思います。(P.202)

会社が楽しくない「本当の理由」とはなんでしょうか。私たち日本人は、心に壁を持っています。「社会のルールに従わないといけない」「自己主張はわがままである」と。私たちは子どものころから、ルールに従う子が良い子であると聞かされて育ちました。この心の壁を乗り越え、本当に自分がやりたいことを深く探求し、その実現に向けて行動できなければ、これからはむしろ社会にとって不必要になってしまうのです。幸いなことに、技術革新や社会の変化によって、やりたいことをやりやすい環境が整ってきました。この環境を生かせるかどうかは、あなたが心の壁を乗り越え、本当に楽しいことを楽しもうと行動できるかどうかにかかっています。(P.217~218)

大企業が変わってくれることを、首を長くして待ち続けるのは、今の時代にあまりにもったいないのかもしれません。

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