「俺は、ドジでノロマな猿じゃない>_<;!!」~暗い過去の払拭と、己の価値の証明のために!④~ | 最強の病弱ピアニスト《神威 麗音》オフィシャルブログ♪~人生はいつからでも、何度でもやり直せます!!~

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私「神威 麗音(カムイレオン)」は
度重なる幾多の困難にも負けず、
愛する女性を護り、自身の夢を叶えるため、
ミュージシャンとして、ピアニストとして立ち上がりました♪
あなたに今、勇気と感動を与えるために
最強の病弱男は、今日もピアノを弾き続けます♪

16歳の頃、タイマン無敗の不良少年だったことは…
前記事で書いた通りです…。


一応、大企業の会社役員だった父の手前…
そして、母の宗教と色々とモメるとウザいため…
学校では、表面上は勉強が出来るいい子ちゃんを
装ってはいましたが…


一歩でも校外に出ると…
本当に、喧嘩ばかりしている、
どうしようもないヤンチャ小僧でしたι


心に深い闇を抱え、暗い過去を引き摺ったボクを…
止められる人なんて、誰も居ませんでした…。


高校に入ると、友達も多くできて…
彼女も居ましたが、
友達や彼女でさえ…
ボクの非行や暴力を、止めることは出来ませんでしたι


当時、ボクはテコンドーという格闘技をやっていて…
喧嘩にテコンドーを使わないように、
師範に散々言われていたのにも関わらず…
ボクは、モロにそれをやっていましたι


そんなボクが、またもや悲運に嘆くことになりました…。


高校1年の終わり頃、ボクが高校を卒業したら
結婚しようと約束していた彼女が…
心臓疾患で、返らぬ人となりました…。


ツラくて、苦しくて…
ボクは、暴れる気力も無くし…
ショックで、躁うつ病という精神病にかかり…
暫くの間は、泣いてばかりいる日々を送りました…。


しかし、その3ヵ月後…
仲が良かった友達が、他校の奴にボコボコにされ…
ついにボクがブチ切れた時…
とある人」との出会いによって…
ボクは、喧嘩をしなくなり、代わりに…
ボクシングにのめり込むようになった
のです!!


今でも、はっきりと覚えています…。


友達をボコボコにした奴を、ボクがボコボコにしていて…
本当にいいところで、その「とある人物」に
喧嘩を止められ、ボクが逆上してしまった
のです(笑)


その人は、自分がボクシングの日本ランカーであることを
ボクに伝えました!!


しかし、それでもボクの怒りが治まらず…
思いっきり啖呵を切ったのを覚えています^^;


ボクサーがナンボのモンじゃ!!
 止める言うなら、代わりにオノレがかかって来んかい!!



…すると、その人物は…
無言でボクの前に立ちました…。


キミを本気で殴るわけにはいかないが…
 キミがどうしても俺を殴りたいと言うのなら…
 相手になるよ^^



その、自信とも取れる笑顔が…
逆にボクのプライドを逆撫でしました!!


絶対に、本気で拳出させたるからな!!
 「タイマン無敗」ナメんじゃねぇぞ!!



そして、殴りかかりましたが…
ボクのパンチが当たらないのですΣ(゚д゚;)!!!


たまに、ローキックくらいは貰ってくれるのですが…
テコンドーで培ったミドルキックやハイキックも…
まず、ブロックされるかスウェーバックで往なされ、
当たらないのです(((゜д゜;)))!!


そして、ボクの攻撃の合間を縫って…
素人目にもわかる、手抜きのジャブをボクに当て…
半歩下がり、また笑っているのですι


完全に戦意を喪失して、ボクはしゃがみ込みましたι


ボク『どうした!?
  アンタの勝ちだぞ、ボクサーさんよ!?
  煮るなり焼くなり、好きにしろよ!!



ボクサー『言ったはずだ!!
  俺は、キミの喧嘩を止めることが目的で…
  決して、まだ高校生のキミを
  殴ることが目的ではない!!



ボク『…クソぉ、チクショぉぉぉ~>_<;!!!
  何もかも、俺の…負けだι
  喧嘩の強さもさることながら…
  人間としても、男としても(;_;)



ボクサー『それにしても、キミのパンチにはビビッたよ(笑)


ボク『はぁ!?…今更、お世辞かよι
  呼吸一つ乱してねぇくせにι



ボクサー『相手は素人だからと思って、
  軽く往なすつもりだったんだけど…
  予想外にキミのパンチが速くて、キレがあって…
  正直、全部避けるのが精一杯だった!!
  いいモノ持ってんじゃん^^



ボク『だ…だから、何だよι


ボクサー『こんなくだらない喧嘩に、その拳を使うのは…
  勿体無いと思うんだけどな^^
  キミさえ良かったら、いいボクシングジム…
  紹介するよ^^



ボク『……はい…お願いします……。


しかし、紹介されたのは…
その人が通うボクシングジムではなく、
友達が通っているというジムでした!!


驚いて、理由を聞きました!!


ボク『えっΣ(゚д゚;)!?
  ○○さんが通うジムじゃないんスか!?
  どうしてまた…別のジムを??



ボクサー『そうか、ボクシングのこと…
  あまり、知らないんだね^^
  基本、同門同士(同じジムのボクサー同士)では…
  対戦は出来ないんだよ(笑)
  俺は今、フェザー級の日本ランカーだから…
  キミが上り詰めてくる頃には、チャンピオンだから^^



ボク『…まだ、チャンピオンじゃないくせに(-""-;)
  …って、そんなことはどうでもいいんスよ!!
  ○○さんがチャンピオンで、俺が上り詰めてくる…
  いったいどういうつもりなんスか!?



ボクサー『俺が、チャンピオンとしてキミを迎え打つから…
  挑戦して来い!…という意味だよ^^
  さっきの続きは、後楽園ホールで…
  ケリ、つけようぜ^^



ボク『…ありがとうございます^^
  俺、俺…絶対に強くなってみせます!!
  だから、○○さんも、それまで…
  負けないで下さいね!!



ボクサー『キミも、4回戦ボーイ相手に負けるなよ(笑)
  日本ランカーにならなきゃ、
  タイトルに挑戦は出来ないからね!!



ボク『…はい!!


こうしてボクは、喧嘩をしなくなり…
代わりに、週に4日はボクシングジムに
通うようになりました^^


タバコの本数も、必然的に減り…
酒も、あまり飲まなくなりました^^


そして、4ヶ月間…
来る日も来る日も、サンドバッグを叩き…
ミットを打ち、シャドウを繰り返し…
走りまくり、筋トレしまくりました^^


そして、とうとう会長からスパーリングの許可が出て…
ボクは、鼻息荒くリングインしました!!


当時、61キロ前後あったボクの
スパーリングパートナーとして選ばれたのは、
フライ級のアマチュアボクサーでした!!


普段から55キロくらいしか無い、
ボクより一回り小さい相手に苛立ち…
もっと階級が上のプロボクサーを出すように言いましたが、
会長は、ニヤリと笑って、首を横に振りました…。


瞬殺して、もっと強い相手を要求してやる!!
…と、気合だけは入っていたのですが…
蓋を開けてみると、ボクは…
ゴングが鳴ってから30秒後には、
マットに沈んでいました
ι


生まれて初めて味わった、本当の「挫折」でしたι


自分は強いと信じていたのに…
一回りも体が小さいボクサーに、
いいように殴られて、コーナーに追い詰められて…
フルボッコにされて、マットに沈んだ悔しさに…
リング上で、泣いてしまいました^^;


相手のアマチュアボクサーも…
最初は俺も、そんなモンだったから^^
…と、ボクを慰めてくれるのですが…
自分の拳が、限りなく小さく思えて…
悔しくて、悔しくて…
何度もマットに拳を打ち付けましたι


しかし、この「挫折」を切っ掛けに…
更にボクシングにのめり込み、
お蔭様で、少しだけ強くなれて、今があることを…
感謝しています^^



     神威 麗音 右腕   撮影:神威moco