知人が精米所にいったらお米が足元に

落ちていていて、

それも結構な数。

思わず、立ち止まったそうだ。

 

お米が広がりすぎて

踏んでしまいそう。

この有様につい立ち止まってしまう。

何気ない日常の風景。

 

でも、何かが気になっている様子。

 

落ちているお米を見て、

彼女の中で何かが動いた。

どうしたらよいかわからないが、

すごくお米が気になってしまった。

お米を拾うことにしたらしい。

 

その話をしている様子を見ながら

彼女は何を伝えたいのか？

どうしたのかなと。

 

お米を雑にしていることに心痛むとか

もったいないとか。

踏むのが嫌だろうかなとか。

という話なのかと思っていました。

 

知人は落ちたお米に対して

心の反応が大きくて

少し不思議に思ったよう。

 

お米の話を聞きながら、

彼女の実家の話になった。

 

実家は農家でお米を作っています。

彼女は目をキラキラさせながら

「私が落ちたお米に反応してしまったのは、

実家がお米をつくっていたからだと思う。」

お米との思い出を振り返っているよう。

 

今ではお米はスーパーやインターネットで

簡単に買うことができます。

お米の苗を植え、収穫するまでの

いろいろな苦労があってお米ができているのを

私を含め大勢の人が知りません。

 

手をかけて育てたものは

なんであろうと大切にできる。

 

雑に扱えば、心が痛むだろう。

大切にしていたら、心は喜ぶだろう。

そうやって心は強くなっていきます。

勝手に心が育っていくんだ。

 

彼女はお米の話をしながら、

物を大切にしようと伝えてくれています。

 

 

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