声の選別 | まめたにあずさの音楽ブログ~鹿児島市のボイストレーナー~

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普段から声を選別してしまう人がいます。


例えば、

高い声はぶりっこしてるようだからできるだけ出したくないとか、
大きい声はうるさく聞こえちゃうから出したくないとか。




生徒さんからこんな質問がありました。



「先生、自分の声好き?私はキライ。特に高音なんて、でしゃばってるように聞こえてイヤ」




私も自分の声、特に好きだとは思わないです。


でも、そこまで拒否反応がないのは




自分の声に慣れている


が、強いからだと思います。




大きい声も小さい声も

低い声も高い声も

薄い声も甲高い声も

全部自分の声なので


色んな声を出して遊んでみよう!が強いです。



とは言っても、


きらいな人にとっては、やっぱり嫌い、でしかないですよね。



だから自分の中で考える、自分なりの理想の声で日々話しているのだろうけど、


自分の中の好きな声、嫌いな声をあまりに選別してしまって


それがかえってマイナスになっている事があります。



高い声はキライだから少しトーンを下げて話す

大きい声を出すのは苦手だからできるだけ張らないで話す


自分の中の理想の声が、


実は周りの人にとっては元気が無いと感じたり


自信なさそうって思われたり



もっと言ってしまえば、


なんか感情読めない人


何考えてるか分からない


無機質で冷たい人


とまで思われちゃう事もあります。




でも本人はその声が理想だと思ってるから、


損してる事にも気づきません。




自分が嫌いなぶりっこで高い声は、友達にとっては愛嬌があって可愛い!と感じたり、


自分が嫌いなうるさくて大きい声も、自信に満ち溢れてカッコイイと思ってもらえたり。



自分の中のキライ、が、周りの人にとってはスキ、になってる事って実は多いですよ。




まずは自分の声に慣れる習慣をつけてみてはどうでしょう。



好き、嫌いで声を選別するんじゃくて。



たまにはちょっと大きい声を出してみて


友達はどんな反応するかな?と、遊び感覚でラフな気持ちでスタートして、




自分の中の好きと嫌い、ホントにそれが良い答えなのかしら?


と疑問がでてきたらしめたもので



そこからようやく自分の声と向き合う事ができると思います。



本当はちがうのかもしれない・・・



そう考えていけたら、もっともっと楽しく声が出せると思いますよ。