水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

月の欠片を濡らした瞳

2017年10月08日 20時25分37秒 | 詩編
広がる菱形の慕情

永久に揺らぐアイデンティティの湖畔で
風は当て所なく吹く

自らを消費しない人生は有り得ない

青く伸びた僕の青い時代の思い出は
いつだってあなたの瞼を過ぎる前髪を濡らして

月をはんぶんこに解体して
ただ萌える意志に捧ぐ

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