10月8日の午前10時からの尼崎市市制百周年記念式典に一般公募ハガキで当選して出席することができました。
会場のアルカイックホールは1800人のほとんどが自治体、議員や関係者また自治会、起業、学校などの占められており公募で出席できたのは200名余りなので幸運だったと思います。
式は映画「2001年宇宙の旅」で印象的だった『ツァラトゥストラはかく語りき』の調べをバックに日の出の映像が映され、市長の開式宣言、吟道哲山流山岡鉄山さんによる国歌独唱、ソブラノ歌手古瀬まきをさんの市歌独唱というオープニングに続き桂吉弥さんの語りによる尼崎市百年の歩みの映像が流されました。
吉弥さんの軽妙な話しぶりでご紹介された映像では尼崎市の歴史を負の部分もふまえつつ振り返ることができました。
セレモニーの部分は稲村市長、寺本市議会議長それぞれ短いけれど印象的なご挨拶と井戸兵庫県知事の祝辞そしてアウクスブルク市と鞍山市の方のご紹介という舞台上には手話の方以外では5名だけという極めてシンプルな演出という印象を受けました。
続くアトラクションは双星高校書道部による書道パフォーマンス(BGMは365日の紙飛行機)、市立尼崎高校吹奏学部演奏(勇気100%)、あまゆーずと少年音楽隊(あまがすき)、尼崎市合唱団(ハナミズキ)最後は紙ふうせんのお二人が登場なさって列席者も含めて全員で大合唱(翼をください)という舞台進行でした。
司会は尼崎市在住経験のあるABCアナウンサーの浦川泰幸さんで幕間に南果歩さんがスペシャルゲストとして登場され、尼崎の思い出や今夏の母校市尼の甲子園応援のことなどをお話しされました。
全体で2時間弱でしたが間延びすることなくスムーズに、セレモニーの部分では厳粛な雰囲気の中で、パフォーマンスの部分では会場がひとつになって惜しみない声援を送りました。
若い方たちのパフォーマンスを見たり、市長が挨拶でふれられたハナミズキの歌詞の中の「君と好きな人が百年続きますように」という部分を聞いたり、フィナーレの「翼をください」では会場が一体となって大合唱したりするうちに、尼崎が百年かけていいマチになってきて、これから先百年続いてもっともっと住みよいマチになっていってほしいという思いが自然とあふれてきました。素晴らしい式典だったと思います。
追記:この時の模様が南果歩さんのオフィシャルブログに掲載されています。午後のイベントの様子もわかりますのでご覧ください。