さて，前回まで，予備校講師の魅力を色々と書いてきましたが，まとめると，

①そこそこ稼げて
②受験生から感謝される
③自由な仕事
という感じになると思います。

その中でも他の仕事ではなかなか得がたいのが③です。

①や②は，実務に就いても得られます（②は受験生ではなく，お客さんですが）。
一方で，③は，研究者になればどうかと思う人もいるかもしれませんが，私の知る限り，研究者は純粋に学問研究だけしていれば良いというものではなく，学内政治や学閥との関係で意外としがらみがあるようです（もちろん，大学によるとは思います。）。

これまでの記事では，タイトル通り，ポジティブな面ばかり書いてきましたが，当然ネガティブな面もあります。例えば，講師は結局のところ人気商売なので，講座が売れなければそれまでです。
ただ，どんな仕事でもネガティブなことを言い始めるとキリが無くなるので，講師に興味を持ったらとりあえずチャレンジしてみるのが良いと思います。やってみて合わなければ，その時点で軌道修正すれば良いだけなので。

これまで各種試験に合格しても，講師になる人が少なかった理由の１つとして，講師業の実態がわからないということがあったのではないかと思います。

本ブログの記事を通じて，少しでも講師について知り，また興味を持ってくれる人が増えれば幸いです。

次回は，番外編として，私が経営するアガルートの講師について書いてみたいと思います。

（つづく）

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