久々のコラムです。
よく楽器店の楽譜コーナーで、
「オフィシャル・バンドスコア」
「オフィシャル・ピアノスコア」
「本人監修」
などと書かれた楽譜をご覧になったことはないでしょうか?
こういう楽譜って"普通の楽譜"とはどう違うのか楽器経験の浅い初心者は最初に思うと思います。
結論からすると、公式の楽譜は音源に正確に採譜されているのが正解です。
それ以外の楽譜は非公式で著作権の権利をパスして出版されているだけです。
しかしながら、利益を得られる前提で、星の数ほどいるアーティストの楽曲を一つ一つ公式に楽譜として出版するほど、余裕のある音楽出版社は存在しません。
そうなると、アーティスト本人が目を通している楽譜は少なく、採譜のプロが音源を耳コピして楽譜に起こして出版をしているのがほとんどです。
ただ、プロがやっているからといっても間違っていることもあります。9割は信用しても残りの1割は信用しないぐらいの気持ちで捉えるのが楽譜と良い付き合いができます。
A社とB社が同じ曲を出版されていたら、多分こう弾いてるのではないかと自分の判断基準を持つべきだと思います。
アーティスト本人のインタビュー記事や演奏動画なども重要な参考資料になることもあります。こうした音源以外の情報源も大事であることも私は強く主張したいと思いますね!