世の中どんどんボーダレスになって、日本でも地方でも普通に外人を見かけるぐはいヒトの交流も盛んになって、amazonで安物をポチッとすると中国からまがいものが届いたり、国内で入手できないBMXのパーツがポチッとするだけで呆気なく届いたり、このままどんどんグローバル化すると思いきや最近の国際情勢は逆流現象ですね。

古今東西、ローマ帝国や秦帝国が達成したグローバリゼーションは、難民の流入で長城という壁を作らねばならなくなった歴史の繰り返しでしょうかね。

物理的な壁を作っても、情報には壁を作るのは難しく、長城も無用の長物というか、その壁を超えたグローバル化はやはり進むものです。

近代のパクスロマーナを成し遂げた英米が、壁を作り始めるとは歴史の皮肉ですね。

スポーツならば、言語も国の壁も越えて一つになれる典型ですが、そのなかでも突出してボーダレスに発展を遂げているのはSTRIDERの世界ではないでしょうか?

私がSTRIDER に出会ったのは2010年頃ですが、各地でmixiを中心にSTRIDER コミュニティが立ち上がり見も知らぬ人同士が、家族ぐるみで交流を深めていました。やがてSTRIDER CUPや草レースの発展につれて、地域を越えて日本中ボーダレスに。電脳の世界だけでなく実際に日本全国で交流を深めるようになりました。幼児の友達が日本中にいるという想像もしなかった世界です。さらにはSTRIDER World Championshipが誰にでも参加できるようになり、はたまたアジア各地のSTRIDER CUPに参加する家族も現れ、同時にmixiからFacebookという世界共通のコミュニケーションツールの普及によって幼児の友達が世界中にいるという世界もできつつあります。
そして、昨年からは、STRIDER CUP ASIAN CHAMPIONSHIPなる大会も立ち上がり、アジア各地の交流が盛んになっていきそうなぐらい盛り上がりを見せています。

他のスポーツと違って、選ばれた一部の限れた人間が世界に飛び出していくのではなく、そこらへんのごくごく普通のファミリーが世界に飛び出していくSTRIDERの世界はまさにボーダレスです。 
これは本当に素晴らしい。

我が家も5年前には、STRIDER World Championshipに飛び出でようかとおもいましたが、当時はそこまでの踏ん切りがつく勇気もなく、ボーダーレスな世界に夢を見ているわけでもなく、本州を飛び出て沖縄に行くぐらいで精一杯でした。

そう思うと、ここ数年で、日本を飛び出て、STRIDER を楽しんでいる家族をみると微笑ましくも羨ましくもあります。

STRIDERのようならしボーダレスの世界が色んなものに波及するといいですね。

BMXの世界はというと、6歳から日本最高峰のシリーズ戦に参加できますし、同時に6歳からでも代表に選ばれば、世界選手権のチャレンジクラスに参加できるという他のメジャースポーツに比較するとSTRIDERの世界に近く、世界への道が開かれています。

やはり、心身成長してガラパゴス的な日本に染まりきってしまう前に、グローバルな世界を経験させてやりたい気持ちが沸々と湧いてきます。

昨今の国際情勢や就職事情なかんかを鑑みてもボーダーレスな精神を育てる事はとても重要な事だと感じます。

競技人口の少ないBMXとはいえ、代表に選ばれさえすればという条件をクリアする機会がどれほどあるのかということを算段してしまいますと、今しかないという思いは強くなる一方です。

さてさて、そろそろ我が家もボーダレスの世界に踏み出せるか否か?

イチロ本人が、ボーダレスの世界にどれだけ夢を思い描けるかにかかっていますね。

“Boys be ambitious ! Be ambitious not for money or selfish aggrandizement , 
not for that evanescent thing which men call fame . Be anbitious for the attainment of all that a man ought to be .”

少年よ!大志を抱け!ってか。