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タミヤさん「島風」

2017年05月15日 | 時々通信

久しぶりに、日本海軍のウォーターラインシリーズキットを開発してくれたタミヤさん!

その新製品に選ばれたのが、「島風」1944年11月頃の姿を再現しています。

同型艦がないということで、日本海軍の駆逐艦の中でも特別な存在です。

「島風」は、ピットロードさんから素晴らしいキットがすでに発売されているだけに、タミヤさんがどんなキットを発売するのか、自分の中ではこのホビーショーでも一番興味がありました。

値段は1800円!ウォーターラインシリーズの駆逐艦ではもっとも高いキットになります。

ウォーターラインシリーズ初期の頃も、ダイキャスト艦底で、他の駆逐艦よりも高く、駆逐艦の王として君臨していましたが、価格改定などで、特別な存在は影をひそめたものの、今回復活です!

駆逐艦200円時代を知っている、わかまるにとっては、隔世の感がありますが、今では妥当な金額ですね。

船体は左右分割タイプです。

注目は、艦底の形状です。1枚の板ではなく、複雑な形をしており、出っ張ったところは、左右船体の桁の役割をする部分です。部品数を増やさず左右分割の船体を作りやすくしているウォーターラインシリーズでは、初めての形状です。

六角形の形状は、模型誌などで、台座に固定するときに制作例でたびたび掲載されている展示方法に対応をしています。ただ、この使い方については、説明書には、あえて書かないそうです。

でも、何ミリのナット?など問い合わせが多い場合は、タミヤさんも考えるかもしれませんね。

このナット部分の穴をふさぐ部品には、ネジを差し込むときに開ける穴のポジションもわかるようにしているという造りです。

ただ、このナットを使っての展示方法を使うモデラーってどれくらいいるんだろう。私は、必要性を感じないので、穴をふさぐために工程が増えるなら、桁替わりの突起部分のある底パーツ1個で良かったかなと思いました。

しかし、このように、ちまたでの方法を試してみようとする挑戦する姿勢と、設計者がその情報を知っているということは、艦船模型に興味がある方が設計を行っているという事だろうと感じ、とても愛情にあふれたキットになっているんじゃないかなと思います。

そして、艦橋部分は、前甲板にイモ付けではなく、下の階層に差し込むようになっており、接着剤のはみ出しなどがわからなくなっています。

後楼部分も、甲板より一段したに掘り込んでいる箇所に接着。

説明をしていただいたタミヤさん社員の方によれば、とにかく作りやすくて、初めて艦船模型を作る人にも出来栄えに素晴らしさを感じてもらいたいような話をされていました。

今のキットは、ただ精密に再現されるだけではなく、作りやすさや、塗装の塗り分けにしやすさなどが注目をされているので、タミヤさんも時代の流れに対応をしたようですね。

島風のパーツ割です。

駆逐艦のパッケージである、キャラメルボックスタイプの箱に入るようになっていますね。

デカールの上の主砲パーツは、周りをランナーでがっちりと、ガードされています。

キットには、リノリウム甲板のデカールが付属しています。これも、ウォーターラインシリーズレギュラーキットでは初だとおもうのです。

タミヤさんからは、「主砲やリールなどの場所は、自分で切り抜きをしないといけないんです・・・」と申しわけなさそうに、説明をしてくれました。

確かに、ちょっとめんどくさそうですね。

タミヤさんブースでは、「島風」のかっこいい、パンフレットが配られておりました。

来月あたりの模型誌に掲載される広告になるんでしょうね。

いつもながら、カッコイイ広告です!

そして最後に、タミヤさんにこのキットから駆逐艦のリニューアルが始まるのかお尋ねしたところ、「今では、その予定はありませんが、この島風の売り上げによっては、その話もでてくるかもしれないですね」とお言葉をいただきました。

きっとこの「島風」は売れると思いますので、期待を大にして吉報をおまちしています。

発売日が楽しみです。



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2 コメント

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Unknown (ヤマハヤ)
2017-05-15 23:06:49
タミヤお家芸のポリキャップの武装可動に加え、流行のスライド金型、リノリウムデカール(穴あけくらい目をつむります)、六角ナットのスペースや組み立てやすさを追求した細かな配慮などなど...
傑作キット間違いなしでしょうね。

ましゅうのネタ性はおいておいて、今一番期待しているキットです。
Unknown (わかまる)
2017-05-16 01:15:23
ヤマハヤさんこんばんは

島風楽しみです。

どれくらい作りやすいか早く作ってみたいです。

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