kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

キャンピングカーの耐寒性

2018-03-17 12:45:19 | キャンカー考察

<やはり水廻りは弱い?!>

雨も一日で上がり、今朝は肌寒いものの暖かい日差しに恵まれています。

これで気温が上昇しますと、桜の開花も一気に進むのでしょうね。

 

そんな暖かく成って来ました春ですが、今日はキャンカーの耐寒性に付いてウンチクです。

何時ものようにコルドバンクスを基本にお話ししますが、基本キャブコン、バンコンを含め同様と考えて頂いて良いと思います。

 

耐寒性とは冬季の寒冷地、外気温が氷点下以下に成る環境に於ける、キャンカー各機器を含めたキャンカー全体の性能ですね。

 

まず大きく、ベアーシャーシ部とビルダーが架装しました、ダイネット部に分類出来ると思います。

ベアーシャーシ部はご存じ、トヨタ カムロードと成りますから、自動車メーカーが部品単位での耐寒性能(-30℃が一般的)試験を行い、更に完成車で実際に寒冷地で耐久走行試験を行います。

従いまして、カムロードのシャーシを切断、ホイールベース延長等の大きな改造を加えていない限り、耐寒性を含めた信頼性は高いと言えます。

やはり問題に成りますのが、ダイネット部ですね。

キャンカーのダイネット部は、各ビルダーが手作りしていますので、所謂自動車メーカー品とは異なります。

まぁ~背景に少量生産車である事、ユーザーオーダーが多種に渡る事、自動車に家を持ち込む事の難しさ等が有ると考えられます。

ビルダー側の立場からは、少量、多種、家装備から来ます作りの難しさ、そこから来る利益の少なさ、耐久試験等の不足もある程度はやむなしと言う所でしょうか。

そうは言ってもキャンカーを生産、販売している以上は、製造責任が有るだろうと言われる方もお見えでしょね。

この辺りから、ユーザーの期待値とキャンカー実力に誤差が生じると思われます。

キャブコンですと、600万円~1000万円以上も出して何故、寒冷地で水が使えないの?とか。

 

Keny的には、キャンカーは大金を叩いて木造、樹脂の手作り車両を買う度胸が試される買い物と思ってはいるのですが。。。

(@_@;)

 

 

お話が横道にズレて来ましたね。

冬季の寒冷地では、外気温が0~-5℃より低下しますと、外部装着グレータンク内の排水は凍結します。

当然ながら、排水バルブを開きましても排水は不可能です。

軽い凍結ですと、タンク破損には至らないかと思われますが、水は凍結しますと体積は増加しますから、タンク、バルブの破損恐れが発生します。

一部の外国製キャンカーには、グレータンクを断熱、ヒーティングした機種も有るようですが、ヒーティングには電源等の熱源が必要ですから、どれほどの効果が有るか疑問です。

車外に装着されました、グレー、ブラックタンクは凍結から破損の恐れが有りますので、低温地域では使用されませんのが懸命かと思います。

 

そう言うKenyですが、スキー場に通っていた頃は、グレータンクに排水し内部で凍結した氷が低地に降りて来ますと、タンク内で一部融け出した氷の塊が走行に伴いガンガンと異音を発生させていました。

(@_@;)

まぁ~幸いにもタンク、バルブの破損は免れましたが。。。。

 

 

次に清水タンクですが、タンクがダイネット内に装着され、人がダイネット使用中であれば、暖房しますので凍結はしないようです。

まぁ~岐阜県辺りのスキー場での経験則ですから、北海道の-20~-30℃の世界では保証の限りでは無いのですが。

コルドバンクスの清水タンクは、リアバゲッジ搭載でFFヒーターの暖房は特に入っていませんので、最悪凍結の恐れはありそうです。

清水タンクを凍結させ、ギャレーで水を出そうとバルブを開きますと、水ポンプに通電されますが、凍結でモーターが回転しませんから破損します。

その後、凍結が解消されますと、氷は融けモーター凍結の証しも消え厄介な事に成ります。

当のご本人は凍結しているとは思っていませんから、水が出ないと騒ぐ事に成ります。

 

次にトイレですが、コルドバンクスはマルチルームにトイレを装着し、FFヒーターの暖房も行う構造です。

この点から見ますと、トイレの凍結は無いのかと思われます。

しかし、外板一枚外が-10℃以下となる環境ですと、Kenyは使わず、完全に水抜きを行うでしょうね。

この様に見て来ますと、キャンカーの水廻りは特に耐寒性を考慮しているとは言えないようです。

まぁ~この辺りの事情は、北海道 厳冬期にキャンカー走行した方がほとんど書かないので誤解も生じるのかも知れません。

そのような冒険?をする方に取りましては、厳冬期の凍結は当たり前で対策もされているのでしょう。

対策は清水ポンプ、グレータンク、ブラックタンクの水抜きと使用厳禁ですね。

 

やはりキャンカーは特殊な車両と言わざるを得ないでしょうね。

特殊な車両を購入するには、それなりの覚悟? 使用にあたっては工夫と我慢も出て来ます。

 

キャンカーは旨く使いますと、お外で家とほぼ同様な生活が出来るのですから。

その楽しさは、他では手に入りませんからね。

自然、非日常、お得、長期がキャンカーワールドです。

結論は何時ものキャンカー賛歌に成りましたが、キャンカーの水廻りは冬期には凍結の恐れがありますから、充分お気を付け下さいですね。

 

キャンカーの特に水廻りの耐寒性は弱いが結論です。

外気温が氷点下に成る地域では、水廻り装備は使用出来ない、使用しないが原則です。

 

さ~~て、Type R洗車と梅園が待っていますので、翼を広げて来ます。



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