kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

リアーブレーキ点検

2018-03-07 12:34:55 |  ブレーキ

<点検結果、ホッと一安心?!>

昨日は雨上がりの晴天、強風と花粉飛散の条件は揃い踏みでした。

しかし、晴れ間にブレーキ点検するしか無いだろうと、鼻水をすすりながらの整備でした。

(@_@;)

4月に2回目の車検ですから、前回リアーブレーキ制動力不足が指摘され苦労しましたから、今回はリアーブレーキを重点的に整備する予定なのです。

 

ユーザー車検とは言いましても、整備は確実に実施しているのです。

シャーシブラック塗布に至っては、丁寧な塗布を行っていますから、整備工場とは比較に成らない位です。

 

アルミホイール締付ナットのトルクダウンも無く、緩めるのに可也の力を要します。

トルクダウンは無いとの最終判断を過去して来ましたが、間違いは無いようです。

 

ブレーキドラムはハブ面、ドラム面に対し共締め構造なのです。

ドラムは通常、ハブ面に貼り着いていますから、赤丸のドラムネジ部にM8ボルトをネジ込み抜きます。

1回目車検整備時にハブ面に薄くグリス塗布して置きましたから、思いの外スンナリとドラムは抜けました。

グリスは超微量の塗布とする事が重要です。

さもないとブレーキ発熱からグリスが流れ出し、ドラムのライニング摺動面に付着し制動力低下を招きます。

ドラムを抜く際は、サイドブレーキを緩める必要が有ります。

サイドブレーキが掛った状態ですと、ブレーキライニングがドラムに当たっていますから抜けません。

また、サイドブレーキを緩めますから、キャンカーが動く恐れが有りますので、輪留めは必須です。

安全には充分、お気を付け下さい。

 

ドラムを抜きますと、ブレーキ全体を見る事が出来ます。

この時、ホッと胸を撫で下ろしました。

(#^.^#)

前回に比較しブレーキ全体が乾燥して見えたのです。

前回は新車組付け時の油脂類でも付着していたのでしょうか?

 

リーリング側ブレーキシュー表面(赤矢印部)も、正常当たり状況です。

オイル等の沁み込みが有るようですと、交換が必要かと思っていたのですが。

 

トレーリング側のブレーキライニング状態です。

赤矢印 → 当たり面で正常摩耗、表面状態です。

        筋状の物が見えますのは、ドラム外し時の干渉痕です。

 

青矢印 → トレーリング側ですから、構造的にライニングがドラム面に当たらない部分が出来ます。

        これも正常範囲と判断されます。

次にデフからのオイル漏れ有無を確認します。

 

赤丸部のブレーキバックプレート(ブレーキ部品が取付られている黒塗装の円形プレート)に白い異物付着が認められました。

外部からの雨水等の進入痕と思われますが、この程度ですと問題は無いと思います。

水没道路等の走行はしておりませんから、ドラム内に大量の泥水が入った痕跡は有りません。

 

赤丸部ハブのシール面にもデフオイル滲みは認められません。

このカムロードのハブシール部構造は圧入なのでしょうか?

万一、オイル漏れしますと手出しが出来そうに無い感じです。

シール構造は後日、調べて見ましょうか?!

 

今回の一番の関心事項でした、ハブシール部に異常が無いと確認出来ましたので一安心です。

これで、デフオイル付着からのブレーキ制動力低下は無い事に自信を持てました。

ホィールシリンダーからのオイル漏れが無い事は、当然な事です。

 

ここまで来ますと、ブレーキ全体の清掃と給脂を行います。

ブレーキバックプレートには大量のブレーキダストが付着していますので、丁寧にウエスで拭き取ります。

ブレーキライニング表面も新品タオルウエスで拭きました。

トレーリング側です。

しっかりと、制動力を発揮してくれる事でしょう。

ドラム内面にもブレーキダストが堆積しています。

赤スプレーで囲みましたのが、ブレーキダストです。

これを綺麗に清掃し取り除きます。

このブレーキダストが大量に堆積しますと、ブレーキ引きづり、制動力低下を招きますので、ユーザー車検としましても必須分解整備項目です。

ドラムブレーキは、こんな所にも手が掛ります。

各部を清掃後は、摺動部に極僅かのスプレーグリス塗布します。

これも多量に塗布しますと、流れ出す恐れが有りますから、少量で良いのです。

特にブレーキシューのバックプレートとの摺動部は、ブレーキライニングに近いですから、間違ってもブレーキライニングにはグリスを塗布しない事が重要です。

ブレーキシュー部にドライバーを差し込み、優しく持ち上げ隙間に塗布します。

ホイールシリンダーのブーツ内部にはシリンダー防錆の意味も有り、少量のスプレーグリス塗布が良いでしょう。

こんな気使いが10年も乗りますと、差と成って現れるのです。

 

ホイールシリンダーのピストンが、ブレーキシューを押す部分を斜め前から見ます。

ここにも少量のグリス塗布を行います。

基本、ブレーキのグリス塗布は極少量です。

多量に塗布しますと、百害有って一利無しですから、お気お付け下さい。

どうやら、ブレーキシュー交換は不要なようです。

今回の点検で不具合が有るようですと、クレームでトヨタに持ち込むか、自分で交換するかと思っていたのですが、取り越し苦労だったようです。

 

やれやれです。

kenyは日頃から、過積載には注意しています。

しかし、スピードは出す傾向ですから、車重の重いキャンカーの足回りの負荷は大きい事が予測されます。

そのような状況から、今回事前点検をした訳ですが結果、特に異常は認められませんでした。

 

前回、不足していましたリアーブレーキ調整を確実に行い、不要な積載物を降ろし、燃料、水等は出来るだけ少量とすれば制動力不足は問題無しとの見通しが付きました。

引き続き整備に励みましょうか?!

 

目指せ、1発合格!



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