今年も春闘の時期到来
自動車総連は、ベースアップ月3000円以上求めることを正式に決めたという。
ただ、中小企業の賃上げは厳しそうだ。
経団連は、経営側の指針で、ベアや、賞与などによる「年収ベース」の賃上げを
呼びかける方針。しかし、連合が中小企業について、「月10500円以上」の賃上
げを求めていることには「現実的な水準とはいいがたい」と慎重な姿勢だ。
下図ををご覧いただきたい。
ペアにしろ、賞与にしろ付加価値高のUPがあって初めて実現する。
ただ、賞与は単年度の付加価値に応じて配分、一過性だが、ベアは固定費、毎年の
付加価値のUPがなければ経営を圧迫する。
ちなみに、月3千円のベアをすれば、付加価値率35%としてみれば
一人当たり 月3000円×1.8×3=16200円の付加価値がなければ経営的にペイ
しない。売り上げに換算すれば、46300円。年555600円。一人当たりUPが求められる。
賃上げと、付加価値増大策をセットで考えなければ、賃上げだけが一人歩き・・・
経営をひっ迫するのは必定。