大学と屁理屈 | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

アメリカの医学部は

4年制大学を卒業した後に入学し

4年勉強して「ドクター」の学位を取る大学院である

 

医学部に入る前に大学で勉強するのは

勿論、生物学、物理学、工学とサイエンス系が多く

世間一般では苦手な人が多い数学専攻もちらほら

稀にビジネス専攻の人もいる

 

変わった所では、以前一緒に仕事をしていた人は

大学では音楽・ビオラを専攻

大学院で音楽理論だか何だかを勉強したかったが

そのコースに入れなかったから医学に転向した

まあ、転向の方向が良く分からないが

システマティックに物事を考える人だったので

もともと理系の頭の持ち主だったのだろう

 

最近、大学でタルムード法なる物を勉強した医学生がいた

イスラエルの大学で勉強したので

ユダヤ教に関する法律だろうとは思ったが

それを専攻した人に会ったのは初めて

何ですか、それは一体?

どんなことを勉強したのですか?

 

哲学みたいなもんです、とか

何だか良く分からな抽象的な説明をするので

う~ん、よくわかんないわ

日常生活での例を挙げてくれる?

 

僕があなたにコーヒーカップを貸したとします

あなたがそのカップを使ってコーヒーを飲もうとすると

そのカップは壊れてしましました

あたなは弁償する義務がありますか?

 

「そりゃそうでしょ

人様から物を借りておいて、壊したんだもの」

 

借りた物は返すのが道理

返せないなら初めから借りるな

(私から絶版になった本を借りた方、

覚えていらっしゃいますか?)

どうしても返せなくなったら、それに見合う、

またはそれ以上の価値の物を返すのが当たり前じゃない?

 

「そうとも限らないんですよ」

 

コーヒーカップを、踏み台にしたわけでもなく

コーヒーを飲むために使った

正しい使い方をしていて壊れてしまったのです

ですから、あなたに弁償する義務はないのです

 

質問に対して、イエスかノーかを考えるのでなく

なぜイエスなのか、ノーなのかを考えるのが

タルムード法を学ぶことなのです

 

...なんか、この例えも良く分からんなぁ

このコーヒーカップの例え

一般常識では「屁理屈」って言えへんか?

 

うちはキャビネットに入りきらないくらい

コーヒーカップがあるので

(なぜかギフトでよく頂きます)

コーヒーカップを壊された位で腹は立たないが

借りた物を返さないのは間違っていると思う

 

本当に、タルムード法ってそんな法律なの??

 

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