体力必須ガルニエ宮観光 | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)

パリに着いて2日目夜

牛肉のタルタルステーキか
いや、それとも生牡蠣か
今晩食べた牛肉のカルパッチョか
生モノばかり食べているのが行けないのか
それとも、歩き過ぎで筋肉痛と
思っていたのはウイルス感染の予兆だったのか

旅行先で初めての胃腸炎

ベッドとトイレの往復で
半日以上過ごし
子供たちも時差ボケで
お昼過ぎまで寝ていて

このままではイカン!
部屋を少しは開けないと
ルームサービスの人に悪いし

胃腸系統がすっかりカラッポになった所で
ホテルのそばにあるガルニエ宮へ
パリオペラ座の名前で知られている所ですね

私の場合、脱水状態になると
耳が聞こえにくくなるのですが
観光客のガヤガヤした声が
(国連会議並みのマルチリンガルで)
頭の中でエコーしまくり

外から見ても豪華だけれど中もすごい


これを今も劇場として使う贅沢
この舞台でパリオペラ座バレエが
ジゼルとかラ・シルフィードと
踊っているのを間近で観たら
3日間位、夢に出てきそうだわ
シャガール作の天井からぶら下がる
「オペラ座の怪人」のシャンデリア
ミュージカルだともっと大きかった気が
いえ、実際にかなりの大きさですが
シャガールの絵の迫力と異質さで
シャンデリアが風景の一部として
馴染んでしまっているような...

そして極めつけ、大休憩室
もう、隅から隅まで金ピカで鏡張りで
細部に渡って装飾が施されていて

頭がボヤンとしているところで
この眩い部屋に入ってしまい
卒倒しそうになりました

これでもか、という位の豪華絢爛さ
谷崎潤一郎はこれを見ても
「生クリームの浅はかさ」と言い切れるのか

美しいです、素晴らしいです
人間が、それも何百年前の技術で
ここまで出来るなんて、と
感動させられる代物です

でも、とっても疲れるの
余りにもきらびやかで、挑戦的なんです

パリ旅行の際、観るべき観光スポットですが
体力万全で挑むことをお勧めします

この後、またベッドへ倒れ込み
数時間熟睡