頑固な父を呼び寄せた結果…

実家の片づけに立ち会ってくれた主人が3日振りに帰ってきました。

余計な事は言わない人なので、こちらも尋ねませんでしたが

帰宅してすぐに、撮影した写真を印刷してくれました。



いい家だなぁと改めて感じ

これだったら、欲しいと思って下さる方が沢山いるような気もしましたが

逆に、こちらの家を売って、徳島に・・・なんて・・・ちょっぴり考えたりもしました。

結婚したころ主人が良く言ってくれてたんですよね。

自分が定年になった時に父が生きていたら田舎に行こうかって。

まっ、虫嫌いな私は反対しましたけれど




父に、さらっと

「写真見る？」って聞いたら

首を振られました。

そうですよね。




終の棲家として、自分で設計し、土地の造成から、植木の配置まで

全て計画し、夢を抱いて大阪から移り住んだ家ですからね。




今晩、久々にみんなで夕食を共にしましたが、父がポツリと

「生きてる内はやっぱりそのままにして欲しかったなぁ」と。



何度も話し合って出した結果ですが

ふと思う事があります。

私はお金と引き換えに父の思い出を売ろうとしてるのかなって。

でも、朽ちて行く実家を見るのは嫌だったし

父も私もほっとけない性分だし、こうするしかなかったんだと

今は言い聞かせていますが

２０年後、私も同じ様な状況になった時、今の父の気持ちが

分かるんでしょうかね・・・