2014年11月11日
神戸空港、活かすも殺すも播磨次第
神戸空港に対しては、開港時から「播磨の需要に着目すべき」「国際線早期開設」と考えていました。
神戸空港+岡山空港=関空に対抗! 将来像セミナーで議論(産経WEST)
英国の実例などを紹介し、「岡山空港と統合すれば播州・山陽地域の国際線需要を取り込める」とのアイデアを披露した。言うばかりで、事態は全く動きません。
(中略)
理化学研究所計算科学研究機構の平尾公彦機構長は「京を活用した研究で国際連携を進めるためにも、神戸空港で国際線を運航してほしい」と訴えた。
一つの理由は、関西の航空需要は関空に集中しなければ関空がエラいことになるという意識です。
巨額投資したのに活かされなければ関西が沈没すると。
しかし、関空と伊丹の一体運用や、LCC人気で、関空の魅力が理解されてきました。以前ほど関空に気を遣う必要がなくなっています。
神戸空港はロケーションが残念な空港です。
三宮から見るとそこそこ便利ですが、大阪から三宮まで30分近くかかってしまうため伊丹に劣ります。
姫路から伊丹も、渋滞がほとんどなく定時運行する空港バスが走っているので、さほど不便ではありません。
伊丹と異なり、最寄自動車道のインターチェンジから離れているし、最寄の自動車道が山陽道と異なり渋滞しがちなため、時間が読めません。
事実、姫路-神戸空港間の空港バスは2社が参入しましたが、早々に撤退しました。
しかし、姫路以外の播磨地域(とくに加古川・明石のJR・山陽沿線)にとってはいい位置にあります。
また、国際線が使えるようになれば、姫路あたりまでの兵庫県南部にとって価値ある空港になるでしょう。
(姫路以西は岡山空港が有利)
播磨地域にとって、どれだけ魅力を出す事ができるか。ここにターゲットを絞ってブラシアップしていけば、神戸空港も悪くありません。
神戸市民に気を遣わざるを得ない神戸市営の限界を超えることが、神戸空港存続発展の鍵を握ります。
参考
神戸空港を、神戸市の経営から解き放つ(372log@姫路)
神戸空港マリンエア国際化 since 2001.3.11 - あれから13年。(その間、羽田は国際化しましたが)神戸空港は何も変っていません。
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Posted by miki at 00:00│Comments(0)
│航空