安倍首相の対米外交では習近平主席の対米外交に勝てない
2017-03-16
中国の李克強首相は15日、全国人民代表大会(全人代=日本の国会に相当)の閉幕にあわせて記者会見し、次のように述べたという。
北朝鮮問題は対話で解決すべきだと。
貿易戦争になれば被害を受けるのは米国の方だと。
これこそが、憲法9条を持ち、自由貿易で利益を得て来た日本の安倍首相が、トランプ大統領に言うべき言葉である。
それを李克強中国首相に先に世界に向けて言われてしまった。
そして、同じ事を、習近平主席は間もなく訪米してトランプ大統領に伝えるだろう。
トランプ大統領は、そんな習近平主席の中国に譲歩するだろう。
なぜならば、北朝鮮に対する中国の影響力は米国のそれよりはるかに優っている事をトランプ大統領は知っているからだ。
そして中国と経済戦争すれば、米国の経済と雇用が被害を受ける事を知っているからだ。
北朝鮮に対する影響力も、米経済に貢献する日本の経済力も、それを正しく主張し、行使すれば、日本は中国には決して負けてはいない。
それをまったく行おうとしない対米従属の安倍首相の日本では、習近平の中国には勝てない。
その事を、我々はまもなく行われる習近平主席とトランプ米国大統領の首脳会談で、嫌というほど見せつけられる事になる(了)