教育カウンセラーの独り言

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2017年05月29日 14時12分47秒 | 国際・政治

天皇陛下の言動まで監視している安倍政権の恐怖政治

2017-05-29

今日発売の週刊ポストと週刊現代の最新号(6月10日号)が、そろって特集記事を書いている。

 前川前文科省事務次官の内部告発の動きを官邸は事前につかんでいて、秘密警察を使って前川潰しを徹底したと。

 週刊誌が書くまでもなく大手新聞もこれまで断片的にそう報じて来た。

 そして、これから週刊誌は次々と今度の前川前次官の反乱に関する安倍・菅暴政コンビの情報操作と恐怖政治の実態を次々と書くだろう。

 私も、そのようなメディアの公開情報で知ったのだが、前川前次官は筋金入りの反骨官僚だったようだ。

 小泉改革までも批判していたらしい。

 加計学園の獣医学部承認についても、ここまで行政が安倍首相に捻じ曲げられてはいけないと常日頃考えていのだ。

 たとえそれを公の場で口に出さずとも、官邸は危険視して目をつけていたに違いない。

 突然文科省の天下り問題が報道され、そして大騒ぎになって前川次官辞職にまで発展した時、私は、どこの省庁でも行われている天下りであるのに、なぜ財務省や経産省のそれがまったく問題にされずに、ここまで文科省だけが騒がれるのか。それは文科省が三流官庁であるからであり、財務相や経産省へ広がらないように一罰百戒の見せしめだと考え、その事をメルマガで書いた事があった。

 しかし、そうではなく、いまから思えば、あれは加計学園疑惑を批判する前川潰しだったというわけだ。

 安倍官邸は現役・OBの警察官僚を人事で掌握し、安倍政府に楯突く官僚を排除し、意のままに動く官僚たちだけを重用してやりたい放題して来たのだ。

 その安倍政権が共謀罪を強行採決し、その安倍政権が東京五輪まで続くのである。

 暴政ここに極まれり、である。

 そして、その暴政は天皇陛下にまで及んでいる。

 私が書きたいのは、その事である。

 週刊現代の最新号で、前川前次官の反乱を書いた特集記事とは別の小さな記事があった。

 その記事は、天皇陛下が安倍首相の退位特例法に不満を持っている事をスクープした毎日新聞について書いている記事だ。

 そこにはこういうくだりがある。

 「・・・報道を即否定した西村(宮内庁)次長は元警視総監。官邸では同じ警察官僚出身の杉田和博内閣官房副長官がにらみをきかせており、この二人が事実上、天皇の言動を監視する『お目付役』を、安倍総理から申し付けられてている・・・」

 「安倍総理は陛下の積極的な言動を恐れており、その対応を西村・杉田両氏ら元警察官僚に命じ、情報管理の徹底を図っていますが、そうした措置が、ますます陛下のご不信を募らせる結果になっていると言えます」(宮内庁幹部のひとり)

 なんと安倍・菅暴政コンビは天皇陛下まで容赦しないのである。

 まさしく国家権力のクーデターである(了)


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