生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:ストレスは幸福への指標:

2017年01月15日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
今回のテーマは経済力と罪悪感の問題です。どんな事かと言いますと、身近な高齢者の間で、生きていけるお金があるのにノイローゼ、身体症状の事例が激増しているからです。生きていけるお金があるのに、自分は怠けて生きてきたから、今、物凄く貧しいのだ、と自虐的高齢者が増えているというお話です。貧しい自分をどう考えるか、という本が売れているのも、この現象でしょう。さて、経済的に成功している人々を見て、すごいなあと思います。その反面、生活に困らない晩年の人々が、しばしば贅沢が出来ないと物凄い不満顔で悩みを深刻に訴える人がいます。その方の考えを大事にしたいのですが、深刻過ぎる解釈をされているので、少々気になります。少し考え方を変えれば、このような身体症状になるまで悩まなくていいのにと思います。人それぞれの人生観ですから、関わらなくても良い問題ですが、あまりにも多いので書いておきます。平均的な話ですが、文句を言う方を観察していきますと(1)蓄財することへの異常な情熱があります。(2)素敵な生き甲斐を所持されています。例えば今までの人生では、良い本を沢山読んだり、思索することを楽しんでおられます。さて、このように生身の人間の美しさ、善良さを楽しんで生きてこられたのですから、これ以上、何を望むのでしょう?さて、こうした現実はあるのですが、何故、悔いがないと思いながら、それでもノイローゼになるくらい蓄財に拘るのでしょう?、そのような悩み深い人が元気になる理由は、或る時、悟ります、周囲の人々を改めて見直し、その人々のやさしさに気づき、その人々の愛を信じると、そこに見えてくるものが幸福曲線、それでもう十分という哲学に変化していったのです。aさんは或る機会があり、某病院を訪問しました。その病院は終末治療の病院でした。終末治療をされている方で日々感謝をして生きておられる人を見ましたら、その人の感謝の理由は、心臓と呼吸が働いていることにたいしてでした。上記の経済力の領域で身体症状が出るくらい悩んだ自分が恥ずかしくなりました。この終末治療での場面と自分の悩みは、どうも根の深い部分で、関係がありそうだ、と気づきます。つまり幸福感という基本的な哲学の領域でいまだ何か基本的なものが不足していた自分に気づいたようです。これが不足しているかどうなの識別ポイントは日々の生活での身辺現象を明るく解釈しているか、なんでも暗く解釈する傾向があるか、この点が、生き甲斐と経済力の混濁現象からノイローゼの晩年を送る高齢者かの分かれ道のようです。
「自分は何処へ旅しているのだろうか?:幸福な日々の為の自問自答」


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「人間の日々の不安感は幸福へのシグナル」、何故、そう言えるか、この考え方を大切にしますと、これから予想される厳しい人生が楽しくなります。「人は考えた通りの人間になる」、「人の身体は神の神殿」、この性善説に立脚した思想「ストレスは幸福へのシグナル」:皆様と共に、悔いのない人生を歩むために、この視点から日々書かれている「生き甲斐の心理学」をお楽しみください。



(1)「2015年12月施行の法律「ストレスチェック制」と「このブログ」の関連性について」:
このブログは2005年12月10日から毎日、一度も休むことなく書き続けられています。読者が明るく元気に爽やかに悔いのない人生を送るためです。その為には本当に役立つ臨床心理学の理論をキチンと身につける必要もあり、その解説をしつつテキスト「生き甲斐の心理学」を使用して書いています。さて、問い合わせが激増しましたので説明しておきますが、このブログは2015年12月1日から施行された改正労働安全衛生法「ストレスチェック制」に役立つとは思いますが、全国で活躍されておられる、あちこちの「衛生委員会」と関連したものではありません。このブログは私のカトリツク信徒としての信仰の発露として書いています。色々の考え方、宗教の違い、文化の違いに関係なく、とにかく人々が元気に明るく爽やかに、悔いのない人生を生き抜く為のブログですので、大いに勉強に役立てて下さい。



(2)「生きる喜び]を感じ取る為の方法は?:
自分は何の為にいきているのか、を楽しく思索するのが「生き甲斐の心理学」です。 その研究方法について下記に列記しておきます。どんな厳しい現実でも、その現実には深い意味があり、その意味を探索しつつ明るく元気に爽やかに生き抜く知恵をここで学友とともに探り合います。学友は生涯の親友となるでしょう。:


(*1)テキスト購入先:「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾン,サンパウロ書店経由で全国書店で販売されています。テキストと併読されると「生き甲斐の心理学」がより楽しくなります。

(*2)お詫び:テレビ(インターネットによるテレビ部門)、発売中のDVDの読者からの個別質問は多すぎて答えられません。お許し下さい。

(*3)学友同志がこのブログを話題に明るく爽やかな友情で繋がりますように:
このブログの対象者:テレビ及びDVDの愛読者、ユースフルライフ研究所の講座生徒、NPO法人CULLカリタス カウンセリング学会の会員、ミッションスクール(大学、高校等)での私の勉強会への参加者、全国各地でテキストを愛読して下さっている方、FB, MIXI, TWITTERで友達関係の方々。

(*4)「自分の生き甲斐」を意識化する、または、見つける方法:
「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく創造」していく必要があります。自分の個性や生育史を否定していたら、多分、永久に自分らしい生き甲斐は見つからないでしょう。何よりも自分の過去の人生を尊重し、良い思い出も、悪い思い出も、大事にする哲学を確立する必要があります。自分の人生の流れ、独特の方向性を模索し、思索しようとしているのが私のブログです。皆さまの生き甲斐発見と悔いの無い人生確立に役立ちますように真剣に祈りつつ書いています。

(*5)自分を信じる為には人間とは何者か?と言う思索をしておく必要があります。「人の身体は神の神殿」(ISBN978-4-9903527-0-7:植村高雄著):アマゾン、サンパウロ経由全国書店扱い:を読むと何故、自分を信じられるかが明確になってきます。

(*6)既に書かれたこのブログの重要な基本的諸理論について:
テキストの第1章から11章までを楽しく考えていただく為のコーナで、ブログの左側の「カテゴリー」を見て下さい。2005年12月10日から2012年4月6日まで2275回にわけて書かれています。これを読むと日常生活の、どのような生活場面で、これらの諸理論が役立つか理解出来ます。

(*7)応用編:第12章から第14章まで:
2012年4月7日から2013年8月8日まで:488回。

(*8)第15章「自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答集」:
2013年8月8日にスタートしました。毎日が旅です。この旅を皆様と共に明るく元気に爽やかに旅をしていきましょう!

(以上)



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