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posted by fanblog
2015年02月28日

知ってると差がつく!ウズベキスタンのお茶の作法

油っこいものが多いウズベキスタン料理にとても合うのが、さっぱりとしたお茶。今日はウズベキスタンのお茶について紹介しよう。


ウズベキスタンのお茶_1.JPG



ウズベキスタンのお茶の種類




ウズベキスタンには緑茶(コク・チャイ)紅茶(カラ・チャイ)がある。北の方では紅茶が良く飲まれ、南の方では緑茶が好まれるそうだ。日本で飲むような緑茶や紅茶とは味が違っていて、少し薄めの優しい味がする。


私が訪れたタシケントとカルシの家では、基本的にはストレートでお茶を飲んでいたが、偶にレモンを入れてレモンティーにしたり、ノヴォトという飴をお茶に浸して、飴をかじりながら、飴が溶けたお茶をすすったり、色々な楽しみ方をしていた。


飴_ノヴォト.JPG
ノヴォトというウズベキスタンの飴 砂糖の結晶のようなもの

ウズベキスタンのお菓子.JPG
ミニサイズもある

ミルクを入れて飲むのはまだ見かけたことがない。ロシアでもそうであったが、あまり紅茶にミルクを入れる習慣がないようだ。私がロシア留学中に紅茶にミルクを入れたら、「イギリス人」とからかわれたことがあった。イギリス人だって、ストレートで飲む人はいる。私はミルクティー派だったのだが、ある日モスクワのスーパーで買った牛乳が腐っていて、紅茶に入れたら味が酸っぱかったのがトラウマになり、それ依頼私は紅茶にはミルクを入れなくなった。


ウズベキスタンでは、一般的に朝食には紅茶、昼食と夕食には緑茶が良く飲まれる。そういえば私が学生だった頃、朝大学でウズベク人の友達がおにぎりを食べながら、紅茶を飲んでいて、変な取り合わせだなぁと思ったことがあった。でも、そのウズベク人からは「朝は絶対に紅茶。紅茶におにぎりの何がおかしいの?」と返された。その後、おにぎりに無糖紅茶は合うというCMが流れ始め、その組み合わせに違和感があまりなくなったが、ウズベク人が飲んでいたのは甘い紅茶だった。今思い返してみても甘い紅茶におにぎりは理解出来ないし、やっぱり米には緑茶だと思う。たとえ朝でも。












ウズベキスタンのお茶の入れ方




ウズベキスタンのお茶_3.JPG

日本にお茶の入れ方の作法があるように、ウズベキスタンにも決まったお茶の入れ方がある。


  1. @「注いで、戻す」を3回繰り返す。

  2. お茶はティーポット(チョイナク)で出され、ピヨレと呼ばれる小さ目のカップに注いで飲むのだが、いきなり注いで「はい、どうぞ」ではない。カップに注いで、ティーポットに戻す。またカップに注いで、ティーポットに戻す、という動作を3回行う。なぜ3回なのかウズベク人に聞いても、分からないと言われた。でも3という数字は、世界でよく見かける数だし、おそらく人に好まれる数なのだと思う。東京タワーも333mだし。


  3. Aカップに注ぐ量は半分以下。

カップにはお茶をたっぷり入れない。注ぐ量はカップの半分以下だ。そんなにちょびっとしか入れないと、お茶をよく飲む私は何度も注がなければいけないので、とても面倒だ。


ウズベキスタンのお茶_2.JPG
タシケントのツムデパートに売っているポットとカップ

タシケントの友達の家に遊びに行った時は、何度も友達にお茶を注いでもらうのが悪いなと思ったので、たくさん注いでもらった。すると、そのお茶を飲み干すまでに、お茶が冷めてしまうことに気付いた。お茶を少ししか入れないのは、冷めたお茶を飲ませないようにする気遣いだったのだ。


しかし、お茶の注ぐ量は地方によって違いがあるようで、私がカルシにいたときには、タシケントよりも少し多めにお茶が注がれた。後でウズベク人の友達に確認したところ、やはりカルシは注ぐ量が多く、タシケントは少ないそうだ。カルシではカップの半分くらいまで注いでいた。




ウズベク流お茶のサービス




デザート

ウズベキスタンでレストランに入ってお茶を頼むと、大抵の場合たっぷりお茶が入ったティーポットが運ばれてくる。日本のケチなカフェみたいに、小さなティーカップに1杯だけのお茶が運ばれて来るなんてことはあまりない。1つのお茶を複数人で分けることももちろん可。日本のどこかのカフェみたいに「お茶を複数人で分け合うのはご遠慮下さい」とかうるさいことを言われない。ウズベク人はレストランで食事をすると、お茶を飲みながらおしゃべりに花を咲かすので、たくさん話すためにお茶はたっぷりあった方がいいのだ。


日本では「ALOHIDDIN(アロヒディン)」というトルコ・ロシア・ウズベキスタン料理レストランで、ウズベキスタンのお茶を楽しむことができる。ご興味のある方はどうぞ。










アロヒディンのランチレポートはこちらの記事をどうぞ↓

茅場町アロヒディンのランチ その1
茅場町アロヒディンのランチ その2


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Asalhon(アサルホン) 日本人。 学生時代にウズベキスタンを旅行し、その料理に魅了されたのをきっかけにウズベク料理のブログを始める。 Facebookグループ「中央アジアの料理が好きじゃー!」の管理人。
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