そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

稲田は無罪放免されPKO活動の実態は封印され隠蔽工作は成功した

2017-07-28 | 教育勅語

これは今日報告された、特別防衛省監査報告書の末尾に一段と小さく付け加えられていた補足文である。一般庶民が見ても良く解らない文章である。共同通信などの報道は、稲田朋美防衛相と黒江、岡部両氏らが2月15日に緊急幹部会議を開いてデータの非公表方針を決め、稲田も隠蔽を了承したとされている。防衛省幹部が稲田朋美防衛大臣に報告したが、稲田は国会ではその報告がなかったと回答したので双方の顔を立てた、意味不明の文章である。
実態は日報の存在が確認されたと稲田は報告受けたが、稲田は報告内容を理解できずに無言で受けたのである。特別監査は稲田が責任者であるから、突っ込むわけにっもいかず上司の顔を立てたのである。「何らかの発言があったのは否定できない」というのは、否定したいができなかったと読むべきである。
稲田は無意識に隠蔽をしたのであるが、そうは報告できないので事務方の処分して、失態をかさべてきた自分はやっと辞任したのである。菅官房長官の言葉を借りれば、『大臣の椅子に恋々としていた』のである。

黒江哲郎事務次官を停職4日、岡部俊哉陸上幕僚長は減給1カ月などの処分にするとした。しかし、岡部俊哉陸幕長が事実上の引責辞任し、事務方のトップの黒江哲郎事務次官は更迭されることになる。防衛省はかつてない上部ほぼ全員の交代であるが、組織として用をなさない時期がこれから当分続くであろう。
今回調査にあたった監察官は「強制力がない聴取では限界だ」と述べ、約4か月をかけ安倍と稲田が「厳正かつ公正に行われる」などと意義を強調してきた特別防衛監察報告は、何の実績も残すことなく事実上隠蔽効果しかなかったといえる。
来週にも予定されている閉会中審査に、最大の当事者の稲田朋美は出席することがないあろう。追及する野党の民進党が崩壊しているので稲田の出席は考えられず、新大臣が受けることになる。
南スーダンではその後、さらに”戦闘”が激しくなったが、安倍晋三は役目を終えたなどと事実と異なる理由でPKO派遣を撤退させたので、ほぼ永久に事実関係は解明されることがなくなった。

※処分を受けて岡部俊哉陸上幕僚長は来月退職、黒江哲郎事務次官は即日退職した。

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