山登りの三種の神器といえば、登山靴、ザック、レインウエアですよね。
今回はその中でも軽量化に最も貢献してくれるザックから、
私の愛用品を紹介をしたいと思います。
ウルトラライトで女子力高いザックだと思いますよ！
ドイツでもトレイルなんぞを楽しみ始め、ヒゲメガネがお熱を上げてるウルトラライトに興味が湧いてきた私はウルトラライトザックを手に入れることにしました。

私「ヒゲメガネのザック軽いよね？」
ヒゲ「うん。山と道のキューベンだもん。しかも、これでカーボンのフレームがついてて・・・
　　　　　（中略）
　　　てなわけで、最高なんだよ！」
私「いいなぁ～私も欲しいなー。」
ヒゲ「今は作ってない期間だから、すぐには無理だよー。」
私「そっかー。王様の散歩道でウルトライトなザック使いたいんだけどな～。」
ヒゲ「ほかにもいいのいっぱいあるよ？ドイツにもいいのあるし、アメリカにはいっぱい！」
私「いくつか教えてよ。」

そして、ヒゲは普段の10倍(当社比)しゃべり倒しました。
結果、いろいろ説明を聞きましたが、素材や性能のことはよく分からず…
私　「ウン、じゃあね、サイドポケットのものがザックを下さないで取れて、
　　　ハイドレーションシステムがついて、ちゃんと腰でも安定する
　　　女子力も高い軽～いザックにしてくれ！
　　　あ、あと私、ザックを肩によせるヒモついてなきゃやだよ。」
ヒゲ　「オレ、しゃべった意味あった？」
私　「ヤボなこと聞くなよ(笑)」


1ヶ月半後・・・・・
ELEMENTAL HORIZONSの「Aquilo pack Sサイズ　maluすぺしゃる」が届きました。
アメリカのガレージメーカーで、モデル名「Aquilo Pack」の意味は北風とか風の神様のだそうです。
ヒゲメガネは以前にこのザックを渋谷のODBOXで試着したことがあり、
全体的なフィット感が一般的なウルトラライトのそれを大幅に上回っていたため
気になっていたとか・・・

ちなみにヒゲメガネは以下のレビューをよんで、コレなら間違いないと確信したそうです。
（Backpacklight.comのAqukioPackレビュー　《英語》）




デザイン性：5
今まで使用していたザック(Karrimor Cougar40-55L Women's)がいずれも赤だったため、
セミオーダーをして気に入りそうな配色にしてくれたそうです。
まず見た目は赤の中に青の差し色が入っていて可愛いくてよし！！
私的には最高～～～！！


軽量性：4
なんと驚き911ｇ！！
フレームなしやエアフレームのザックには劣りますが、
この重さでフレームがしっかり入っているなら軽い！軽い！
もちろん合格レベル～～！！
（もちろんフレーム抜いても使えます。）
カリマーは2kg強あったので、これだけで1kg以上の軽量化です。
にもかかわらず、メーカー公表ではフレームありなら15.9kgまでOKと。
ウルトラライトザックとしては衝撃の数字です。
容量はSサイズでも計50L。これなら2泊3日くらいはソロでも余裕ですね。

防水性：4
70D リップストップナイロンにウレタンコーティングが施されているため、かなり撥水性はいいです。
といっても全く染みない生地ではありません。
少しぱらつく程度なら、レインカバーなしでもけっこう大丈夫だと思います。


引き裂き強度：3
70Dを使っているため一般的な30Dなどのウルトラライト系ザックよりは高めですが、
 X-Pacやキューベンに比べれば強度は落ちます。
このあたりはウルトラライト製品の宿命でしょうか。


パッキングのしやすさ：3
カリマー・クーガーはフレームがしっかりしていたので適当にパッキングしても
不快感なく歩けましたが、
このザックはパッキングのやり方で荷物の重さがかなり変わって感じられます。
もちろんパッキングをしっかり行えば改善できるので問題なし！
（ポイントはサイドのストラップをちゃんと調整しながら、背中側の荷物に気を付けること！）

サイドのポケットも1.5Lのペットボトルが余裕で入る大きさ。
その上、ポケットの傾きが絶妙で背負ったままでも中に入れた飲み物を取ることができす。
(↑これ大事。今までのザックでは1度下すか、人に取ってもらうしかなかったのでコレは嬉しい！）
もちろんハイドレーション用装備もついています。

フィッティング：5
次に背負った時のフィット感は…
背中にしっくりくる感じで長時間歩いても肩が痛くなることなく快適！！
パッドはあまり入っていないはずなのに快適なのは、ショルダーハーネスのデザインと
ウルトラライトのザックの中ではかなり太めな腰ベルトの恩恵でしょう！！
そして、ザックを引き寄せるショルダースタビライザーも付いているのでフィッティングは完璧！！


あくまで私の感覚ですが、
王様の散歩道で装備（約7.5kgに水1.5kg→計9kg）を背負った際の肩の負担は
カリマーと遜色ありませんでした。
誤解のないように書いておきますが、KarrimorのCougarはフレームがしっかりしているので重量が増えてくればフィッティングに差が出てくると思います。
ただ、少なくとも10kg位までなら、今までのがっちりしたザックとかわらないと感じました。

寿命：3
素材が素材なので10年単位で使えるザックではないと思います。
防水性や耐水性が落ちてくるだけなので気にしなければずっと使えるかもしれませんが。

その他
主なポケットの下はメッシュ生地なので、水抜けもよいです。
背中側はメッシュ生地なので、汗抜けもOK！！
チェストベルトには笛も付いているのでいざという時に役に立つかもしれません。



ヒゲメガネ曰く、お店の人の対応も親切でとてもよかったそうです。
マシューさん（←このザックを作ってくれた人）どうもありがとう！

アメリカのガレージメーカーのため、修理時などは少し面倒くさそうなのが難点ですが…
でもこのザックはすでに私の相棒！！
これからなが～～く付き合っていく予定です。

本格的なウルトライトザックに比べれば、取り除ける部分が多いのかもしれませんが、
いままで使ったことがない人間が挑戦するには入門ザックとしておススメだと思います♪
それに、フレームも腰ベルトも外せますから、その気になればガチンコできます！

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