庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

鳥インフル発生に想う。。

2018-01-13 09:23:58 | 日記・エッセイ・コラム

昨日のニュースで、香川県さぬき市の養鶏場の鶏から高病原性鳥
インフルエンザウイルスが検出された問題で、計約9万1000羽が
殺処分され焼却されるという話があった。

毎年冬の今頃の季節になると鳥インフルエンザの発生により、何千、
何万羽もの鶏が人間側の勝手な都合で、有無を言わさず殺処分され
るニュースを聞くたび、心が痛むのは私だけだろうか・・・

もともと、鳥インフルエンザウィルスの宿主である野鳥が、野生の
自然な状態で大量死したと言う話は聞いたことがない。

鶏を人間側の効率第一の勝手な都合で、あんな狭いゲージに大量に
押し込め、不自然な密集状態で飼育するのはインフルエンザウィルス
にとっては・・

次の宿主がすぐ隣にいるため自分が早く増殖するには、最適な増殖
環境でまさに天国の様な状態と言える。

今のところ鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な
接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないが・・

将来、人から人へ直接感染できるようにウィルスが変異する可能性
が無いとはいえない。

文明を発達させた私達人間は、自然を離れて密集して都市に住み、
かつ、渡り鳥の様に高速で広範囲に移動する、ちょうど今の都市全体
が養鶏場の様に不自然な状態と言えるのでは?

将来ウィルスが変異することの無いよう祈るばかりだが・・

殺処分にされた何の罪もない鶏たちの冥福を祈るばかりである。。

自然な野生状態で、自由に飛びまわる野鳥たちはたとえ鳥インフル
に感染しても、パンデミックで大量死するようなことは無いと思われる。。

水辺の野鳥たち。 ホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)

 

アオサギ。

マガモのカップル。

コガモ。

キセキレイ。

 

 


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2 コメント

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同感です (三毛子)
2018-01-13 15:39:16
初めまして。
いつも素敵なお写真を拝見しております。
同じ神奈川県に住んでおりますが、
県内でこんなに綺麗な自然を観たり
野鳥を観察できるところがたくさんあることを
教えて頂いています。
拝見する度に気持ちが和みます。
ありがとうございます。


仰るように、毎年、私も鳥インフルエンザの時の
鶏の大量殺処分には胸が痛みます。
人間の都合で、しかもその人間のお役に立つこともなく
いとも簡単に命を絶たれてしまう彼らは
どんな想いなのか、無念でならないだろうと
あれこれ考えてしまいます。

以前の口蹄疫の時も、牛や豚がたくさん殺処分され
地中に埋められてる場面を加工なしに映し出され
人間ならモザイクを掛けるのに
なぜ家畜なら生々しい場面をそのまま映すのか、
悔しくて悲しくて、心の中で彼らに謝りました。
人間のために生まれて生きて来たのに、
彼らの人権ならぬ「獣権」はないのか、と
ひとり憤っておりました。

「野鳥」と「家禽」の違いで、ウイルスの行き場が
そのように違うわけなんですね。
以前「アウトブレイク」という映画でも
あるべき場所にいる動物を人間が勝手に持ち出すと
抗体のない人間に思わぬ災いが降りかかる、
という意味のことを長老が言っていたのを思い出しました。

人間は自然界の中にあって、もう少し謙虚にならなければいけないと感じます。

長々と申し訳ありません。
こういうお話ができる人が周りに居ないものですから、
つい感極まってしまいました。

今後もお写真、楽しみにしております。

追伸、先日の三日月のお写真は私の好きな画家「熊谷守一」の「宵月」を思い出させてくれました。
三毛子さんへ (庭先の四季)
2018-01-13 22:58:24
>人間は自然界の中にあって、もう少し謙虚にならなければいけないと感じます。

全くその通りだと思います・・
人も動物も花や虫も、皆んな同じこの星に生まれて生きる大切な命だと思います。。
コメントありがとうございました。

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