数ヶ月前の事の話
抗鬱剤を処方されて、服用を始めた4日目の事だった
夕方、突然 死にたくなったのだ
世界の中で自分だけが誰にも気づかれない様な途方もない感覚
駐車場の車止めに座りしばらくの間途方に暮れていた
夜が訪れる事がとても怖かった
このまま闇に飲み込まれてしまいそうで
それから、その抗うつ剤が原因だとわかり
今では服用をやめたのだけど
抗うつ剤の副作用にはっきりと「自殺企画の恐れある」
と書かれている
本来なら、人の命を救うはずの薬に
命を奪われてしまっては、本末転倒だ
今は睡眠薬と精神安定剤の二つのみ服用している
眠れそうなときは睡眠薬も二つに割り
精神安定剤も、本当にピンチのときにしか飲んでいない
というのも、精神薬は耐性が出来ると効き辛くなるからだ
医者からも「辛さを薬で誤魔化すのは正しいやり方ではない」と言われ
ああ、この先生は信用できるなと感じた
ただ、この世界には本当に薬がないと助からない人もいるので
一概に「精神薬は悪だ」とは言えないが
日本の精神薬の種類の多さ、処方の数の多さ、安易に服用してしまう人の多さ
それは今後の課題になってゆくだろうと考える
NHKで若者の自殺について報道されていた
10年後、20年後の未来は一体どうなるのだろうか