ホミン小説「秘密」#36「Liar」+あれ?もしかして | 東方神起小説 Lily♡ホミンの香り

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ユノとチャンミンがいる限り
みんなと一緒に「We are T!」

 

 

 

#35はこちらから→★

 

 

 

 

 

#36「Liar」

 

 

 

 

ユノがこの街にやってきてから

チャンミンやドンへ達は何度も

ユノの家に行っている。

 

店から近くて行きやすいというのもあるのだが、

広くて過ごしやすいそこは

独身男性の溜まり場には丁度良く、

そのまま泊まる事も珍しくない。

 

ちなみにChloeは、

むさ苦しい男たちの仲間入りはしたくないと言って、

ユノの部屋だけでなく、

誰の部屋にも寄ろうとはしない。

 それが彼女なりの気遣いだって事は

全員察している訳だが。

 

そんなわけで、ユノがチャンミンに

「うちに来ないか」と誘うのも

別に珍しくはないのだが

やけに神妙な顔をして言うので

返事をしそびれてしまった。

 

 

「、、、来たくない、、、?まぁ、、俺に対して腹が立ってるだろうし無理もないけど、」

 

「え、あ、そういう訳じゃなくて、、なんか真面目な顔してるからちょっと困ったっていうか、」

 

「、、、すごく、大事な話しだから」

 

「その怖く見えるモンタージュから察するにそうだろうね。良いよ。僕ももう少し話を聞きたいから行くよ」

 

 

 

 

最後の戸締りをしてから店を出て

ユノの家に向かう間、

ふたりはあまり話をしなかった。

 

前を歩くユノの背中を見ながらチャンミンは

婚約者」がどんな女性なのか想像していた。

ユノに引き抜きの指令を下すくらいだから

強気でやり手なんだろう事はわかる。

 

「、、、そんな人、ユノには似合わないと思うけどね」

 

「ん?なんか言った?」

 

 

ユノがふと立ち止まって振り返り、

そう問いかけたので

チャンミンは握った手を咄嗟に口元にあてた。

うっかり心の声が出てしまっていた事を

自分でも気付いていなかったらしい。

 

 

「あー、、、っと、ううん、なんか今夜は冷えるなぁって言っただけ」

 

「寒いのか?じゃぁ、少し急ごう。風邪でもひいたら大変だ」

 

 

そう言ってユノは

チャンミンの手首を掴んで

そのままぐんぐんと歩き出した。

 

あまりに急いで歩くものだから

途中で向かい側から歩いてきた人と

肩がぶつかってしまった。

 

 

ーーードン!

 

「痛ったーーーーーい!」

 

「あ!すみません!大丈夫ですか、、痛かったですよね、本当にすみません」

 

「ごめんなさい、大丈夫ですか」

 

「、、、痛いけど、骨が折れた訳じゃないから平気。許してあげる」

 

「急いでいたものですから周りが見えてなかった。本当にすみま、」

 

ストップ!、さっき許したんだからもぅ謝らなくて良いの。ところでキミ達、男同士なのに手を繋いでるの?(笑)」

 

「あっ、、、」

 

 

そう言われてチャンミンは自分の手元を見て驚いた。

さっき手首を掴まれたはずが

いつの間にか普通に手を繋いでいたからだ。

 

そして慌てて、

その手を振りほどこうとしたけれど、

ユノは全く手を離そうとはしない。

それどころか、逆に状況を説明するではないか。

 

 

「彼が少し体調が悪そうで心配だから、それで手を繋いでいます」

 

「それだけ?」

 

「、、、急いでいるので失礼します。本当にすみませんでした。では」

 

 

ユノはぺこりと頭を下げ

相変わらず手は繋いだまま

ぐいと引っ張り気味に歩き始め

足早にその場を立ち去ろうとする。

 

「痛っ、、、ちょ、あの、失礼します、ほんとにごめんなさい」

 

「さよなら~~~、、、。ふぅん、なるほど、ね(笑)、あの二人、まだスタートラインってとこかな。、、、うまくいくと良いんだけどな。僕みたいな邪魔者に負けずにね(笑)」



肩をぶつけたその人は

遠ざかる二人を見送りながら

そんな独り言を呟いた。

 

 

 

そして、ユノのマンションがいよいよ見えて来て

もうわざわざ手を引かなくとも

ちゃんと付いていけるのは

ふたりとも分かっているのだけれど

手を離すわけでも

振り解くわけでもなく、結局

部屋に着くまでそのまま一気に歩いた。

 

ようやくユノが手を離したのは

ドアを開けて中に入り、靴を脱ぐ時だ。

チャンミンはぶんぶんと手を振りながら

茶化すようにぼやく。

 

 

「あぁ、強く掴むから手首が赤くなっちゃったよ(笑)」

 

「えっ!、うそ!ごめん、見せて」

 

「冗談だよ。そんなに赤くないって(笑)、ユノってほんと亭主関白タイプだね。

あなたの結婚相手にはやり手の経営者じゃなくて、控えめなタイプの人が良いと思うけどなぁ」

 

「、、、何言ってんだ。ほら、早く靴脱いで上がって」

 

「ハイハイ。お邪魔しまーす。、それでさ、ユノの事もきちんと立てつつ、自分の意志もしっかり持ってて、あ!まるで僕みたいな。、、、って、あれ?僕って、俺何言ってんだろ(笑)」

 

「、、、それは、それは冗談じゃないと良いな」

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

 

・・・ん?

なんか今日のお話し、

もしかして、、、

 

ヒチョル出た?

 

ひちょーーーーーるΣ(=°ω°=;ノ)ノ

 

 

 

(ΦωΦ)フフフ…

 

どうなっていくのでしょうねニヤリ

 

私の予想だと多分、

Sno、、、

 

 

 

(;´Д`Aフキフキ

 

さて、

ここのところ毎日寒いですね~雪の結晶

 

なんだっけ

ナントカ寒波、、、

 

しっかり温かくして

どうかご自愛くださいいちご

 

 

いつもたくさん「いいね」と

お留守の間の見回りを

ありがトンございますペンライト

 

 

 

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