研究者夫の禁煙 -後編- | 私の夫は研究者です

私の夫は研究者です

研究者と結婚したら、即台湾へ移住。からのイギリス、イタリア行き。
あわせて約6年の海外生活を経て2018年帰国。長女も生まれて3人暮らしになりました。
研究者夫の珍生態、子育て、海外生活の記録などを綴っています。

 

☆前編…導入

☆中編…夫は禁煙理論を使って、禁煙に成功しました

 

 

 

研究者夫の禁煙シリーズを執筆するにあたり、夫にインタビューしました。

前編・中編に入り切らなかったエピソードや、夫の喫煙プロフィールなどを、

Q&A方式でまとめていきます。

 

 

 

Q.いつタバコを始めた?きっかけは?

 

A.大学院1年生の頃。23歳くらい。

当時の彼女が喫煙者で、置き忘れていったタバコを興味本位で吸ってしまった。

 

 

 

Q.喫煙年数と、禁煙直前までの喫煙量は?ついでに銘柄も。

 

A.約5年。3日で2箱くらい。マルボロメンソールライト。

 

 

 

Q.身近に喫煙者はいた?

 

A.実家の父、大学時代の先生、元彼女×2人、友人×1人。

 

 

 

Q.禁煙年数は?

 

A.4年と4か月(2017年1月現在)。

 

 

 

Q.有効だった禁煙グッズは?

 

A.「脳をコントロールして禁煙する」系の本。

実は1万円近く(!)したけど、禁煙理論を学べて意識が変わって、

禁煙に成功しているから元はとれたね。 ※妻には内緒で買ってました

 

有名なものでは、同じく禁煙理論を学べる「禁煙セラピー」が合っていたと思う。

ちゃんと理解しながら繰り返し読めば、効果は期待できそうだったけど、

自分は出張先で紛失してしまい…。 ※妻からのプレゼントでした(#^ω^)

 

 

 

Q.禁煙を始めるとき、読書以外に何かした?工夫などあれば。

 

A.禁煙を始める日は、一時帰国の日に合わせた(当時は台湾在住でした)。

搭乗手続きでバタバタしていると気が紛れるし、飛行機内では絶対に吸えないから、

強制的にタバコから離れる時間を作れると思って。

台湾・桃園国際空港の入り口で吸ったのが、最後の一本。

 

 

 

Q.禁煙の禁断症状ってあった?

 

A.身体的な症状はなかった。不眠になる人もいると聞いたが、自分は普通に寝れた。

「吸いたい」と思うことはあったけど、禁煙理論を思い出して冷静になると治まった。

タバコの禁断症状なんて、危ない薬なんかよりは絶対弱いはずだよね。たぶん。

 

 

 

Q.禁煙に成功した今、なぜタバコは止められなくなってしまうものだと考える?

 

A.

①「タバコはまずい」という罠。

初めて吸ったときは「こんなもんか、絶対ハマるわけがない」と思った。

いつでも止められると思いながら最初の一箱を買ってしまい、だんだん吸う本数が増えて…。

ハマっていると自分で気づいたころには、もう止められない。最初の一本を吸ったらダメ!

 

②「タバコにはメリットがある」という幻想にとらわれること。

調子よく仕事が進むのはタバコのおかげだ、これを吸うとリラックスできるなど、

喫煙しているときはとにかくタバコを正当化しまくっていた。

健康に害があるのは知っていても、すぐ病気になるわけじゃないし、

喫煙のメリットが優先だ!と思っていた。

 

 

 

Q.禁煙して良かった?

 

A.もちろん!

タバコ代が浮くし、タバコのことで周りに気を遣う必要もなくなるし。

 

禁煙を始める前は、タバコがないと仕事ができなくなるんじゃないかと思っていて、

これが怖くて怖くて仕方なかった。

でも実際に止めてみると、喫煙時間を仕事に回せるので、むしろ仕事がはかどるように。

 

食事に集中できるのも良い。

喫煙していたときは、食事そのものより、食後の一服の方が気になって気になって。

この一服が味わえないなんて、非喫煙者は損だな~とさえ思っていたけど、
これはタバコを正当化したいだけだった。
本当は、非喫煙者が羨ましいという気持ちもあったよ。

 

 

 

Q.禁煙したデメリットはある?

 

A.ない!!喫煙のメリットなんて、全部幻想だから。
強いて言えば、本当に強いて絞り出すなら、喫煙者同士の連帯感が無くなったこと。

喫煙室トークがなくなるし。

でも止めるメリットの方がはるかに大きいから、無視できる程度のこと。

 

 

 

Q.今でもタバコを吸いたくなることはある?

 

A.喫煙中の人や映像を見たりすると、たまーに吸いたくなることがある。

とは言え、落ち着けばすぐ忘れる程度なので、もう二度と吸うことはないと思う。

 

ただ、喫煙していた記憶は消えないので、今後もフラッシュバックはあるだろう。

生まれて一度も吸ったことがない人とは、同じにはなれない。

 


 

Q.妻が禁煙のプレッシャーをかけてきたと思うのですが、それについては…?
 

妻が禁煙を推してくることは、きっかけになったと思う。

タバコのせいで妻が不機嫌になることもあったけど、

自分でも止めなければいけないと考えていたので、ちょうど良かったかな。

でも、愛とか夢とか根性では、タバコは止められないんだよね。自分を変えないと。

 

※パートナーが禁煙に失敗しても、

「家族のために止めれないのか?」「愛情がないのか?」なんて落ち込む必要はないです。

タバコの魔術は本当に強力なのです。 by 妻・まいこ

 

 


Q.現在、タバコを吸っていない方に一言お願いします。

最初の一本を吸わないのが一番です。興味本位で手を出したらダメ!

 

 

 

Q.現在、禁煙をしたいと思っている方に一言お願いします。


タバコの罠を理解できれば、意外なほど簡単に止められます!

 

 

(監修:夫)

 

 

 

 

 

繰り返しになりますが、うちの夫は論理的に物事を考え、理解したいタイプです。

だから夫の禁煙方法が、すべての方に合うわけではないと思います。

 

でも、論理的思考が苦手で、非喫煙者の私からしても、

夫の話や体験には「なるほど!」と思うことがたくさんありました。

禁煙以外にも使えそう。

 

 

この件は、いつかブログに書こうと思っていたことのひとつで、

夫からも「ぜひ書き残してほしい」と長らく言われておりました。

あ~書いた!書き切った!

 

長文で固い話もありましたが、読んでくださってありがとうございました(^_^)

 

 

 

にほんブログ村 主婦日記ブログ ダンナが特殊な職業の主婦へ