古代史にちなんだ素敵なお酒をご紹介!
その前に……菊酒といえば、藤原頼長
9月9日は五節句の最後を飾る、もっとも重要といわれる「重陽の節句」。
陰陽で陽の極「9」が重なるところから、たいへんめでたいとされています。
本来ならば菊が盛りの旧暦でお祝いすべきでしょうが、新暦でお祝いしました。
自分で仕込んだ菊酒と、購入した上生菓子「着せ綿」
菊は不老長寿の花。菊酒といえば、藤原頼長を連想してしまいます。
2012年大河ドラマ『平清盛』より、頼長初登場シーン。
じっさいに「長命を好まざるにより」、不老長寿を願う菊酒を飲まないとの旨が、
頼長の日記『台記』 に記されています。「身命を惜しまず」というのがその理由。
この『台記』の記事自体は晩年(といっても本当に若くして落命して30代)のものですが、
10代からの信条であったとしてもおかしくありません。
ここ数年で飲んだ、古代史にちなんだ美味しいお酒
ほとんど奈良の「ことのまあかり」さんでいただいたものですが。
焼酎「不比等」。
須恵器に入ったおつまみとともに。
日本酒「氷高」。
不比等の次の2杯目にいただきました。氷高は元正女帝のおなまえです。
日本酒「家持」。家持が赴任してゆかり深い富山のお酒なんですね。
古代のチーズ「蘇」とともに。私には「家持」がもっとも口に合いました
日本酒「談山 いるか」。地元奈良のお酒だね。
それにしても「談山」で「入鹿」って……
またしても「蘇」とともに! おやつみたいでとても気に入っています
☆ことのまあかりさんの紹介は過去記事へ☆
さて、最後だけ、ことのまあかりさんから離れて……
2014年奈良文化財研究所主催の「東院庭園観月会」のお弁当より。
左上が「白酒」(しろき)で、にごり酒。暗くて闇鍋みたいだったけど、美味しかった。
実物の写真は見づらいので、当日頂いたパンフレットの説明を載せておきます。
この観月会、抽選ですが一度行かれることをお勧めします~
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