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北朝鮮の太陽節(故金日成の誕生日、4月15日)が終わりました。

この日こそ北朝鮮6回目の核実験が実行される蓋然性が最も高いと報じられてきた日であり、仮に核実験が実行されれば、相当な確率で米軍の先制攻撃に繋がる、日本にもミサイルが着弾する、そんな可能性を否定できない一日だったのです。

どうして核実験が米軍の先制攻撃に繋がるかと言えば、いよいよ北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の能力が向上し、米国本土が射程に入ってきたからです。

昨日の軍事パレードにも米国が最も恐れる新型ICBM(キャニスターに納められた固体燃料式)がこれ見よがしに登場、世界が目を見張りました。

日本への弾道ミサイルも、これまでは自衛隊の保有するイージス艦による上層での迎撃と地対空誘導弾ペトリオットによる迎撃で対処するとされてきましたが、先月6日に実行された弾道ミサイル4発同時発射は「新たな段階の脅威であることを明確に示す」(安倍総理)と対処が困難であることを示唆しました。

つまり、この一か月半の間に北朝鮮を巡る軍事情勢は2つの意味で新しいステージに移ったと言えるのです。

一つは、北朝鮮が米国本土防衛のレッドラインを踏み超えつつあること、もう一つは、日本への弾道ミサイル着弾を阻止することが限りなく困難となりつつあること。

北朝鮮は一線を超えつつあるのです。


だからこそ4月15日というXデーを乗り超えたと安心してはいけません。

昨年を振り返れば、4月25日の朝鮮人民軍創建日を挟んで23日と28日にも弾道ミサイルが発射されています。

少なくても4月一杯は最高度の体制で臨まねばならないし、「新たな段階の脅威」を取り除くまで、戦いは続くのです。

最後に国会に目を向ければ、与党も野党も危機感ゼロ。

安倍総理への揚げ足取りやレッテル貼り、そして審議拒否に終始する無責任野党は言うまでもなく、与党もだらしないのです。


敵基地攻撃能力の議論も低調、弾道ミサイルの着弾を想定した避難訓練も先月、試験的に行われたのみ。どうしようもありません。

日米同盟の基盤である平和安全法制と安倍トランプの信頼関係なくして、日本をどう守っていくのか。

明日からの国会論戦では、まるで北朝鮮の工作員としか思えないような言動に終始する無責任野党の欺瞞を徹底して暴いていくとともに、55年体制を引きずる与党にも、改めての覚悟を求めていく所存です。


引用元 http://blogos.com/article/218399/


今回の北朝鮮の騒動に関して、見えたものは少なくないと思います。

空母が3隻近海に配置され、内外の報道が緊迫を伝える中でも、韓国のテーマは反日であると言う事。

国内左派も、緊迫した事態や国民の安全より安倍政権打倒をテーマにしていると言う事。

前日の『北朝鮮が発射したとして迎撃は法的に許されないのではないか』という現実離れした意見を出した学者連中。

保守派はわかっていたとしても、普段意識しない中間層が危機感を感じたのは有意義だったと思います。

海外旅行は、安全が保障されないアウェーであるという事を意識した人も多いと思います。

ただそれでも『北朝鮮のミサイルは失敗したんだから危なくない』と思ってる人も相当いて、結局被害者が出るまでは変わらない人も多い気がします。

国民の生活を良くする事が至上命題のはずなのに、『1日100円節約し経済成長率を落とせば、安倍政権の責任にして打倒できる』なんて経済学者まで出てきて、もはや安倍政権を倒せれば何でもいいという野党もいる。

そしてその野党に投票し続けている人も少なくない。

別に安倍政権は100点ではないけれど、もし今が鳩山・菅政権のような民進党・共産党の政権だったらと思うと、ぞっとします。

それにしても、こういう時こそ日本の心のような右派政党に存在感を示して欲しいと思うのですが、発言しているとしてもなかなか聞こえてこないのが残念です。