世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

●一国の総理としてあるまじき品性下劣 朝日を口汚く罵る

2018年02月14日 | 日記

 

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●一国の総理としてあるまじき品性下劣 朝日を口汚く罵る

朝日新聞でも誤報はあるだろう。そのような間違いは、他の新聞社でも似たり寄ったりだ。おそらく、朝日は、安倍の右翼思想に真っ向対立するイデオロギーを持つメディアだと云う認識が、右翼思想に染まった、日本会議の連中や安倍晋三にとって、目の上のタンコブなのだろう。以下、産経新聞が嬉しそうに記事にしているところを見ると、産経も安倍に極めて親和的な報道をしていることが判る。

我が国の右翼思想の大いなる誤りは、明治回帰という、歴史に対するご認識が根っこにある。現在の日本の右翼の歴史観は、古事記、万葉集の奈良時代から、一足飛びに明治へと突入する。彼らの多くが、鎌倉、室町、江戸時代などを亡きものにしているところが笑わせる。特に、江戸時代に対して強い憎しみがあるようだ。この辺は、なぜなのか、まだ解明はしていない。やはり、八百万の神や神仏合体などは許せぬ感覚なのだろう。国家神道なんだからね(笑)。

朝日を非難すると元気の出る安倍晋三だが、批難する言葉の中には、執拗に、過去の過ちをあげつらうわけだが、その執拗さは、韓国が慰安婦問題で執拗に日本を攻撃している姿にダブって見える。その韓国を見下して、米韓軍事演習を延期や中止してはいかんよ等々、見下した態度に終始したのだが、韓国・文大統領に「内政干渉だ!アンタに言われる筋合いはない」そんな感じの反ばくに遭い、目を白黒させたあとなので、イライラのはけ口を探していたのだろう。

安倍にしてみれば、日米韓の関係において、蚊帳の外的立ち位置になってしまったことに苛立ちと不安をつのらせているということだろう。韓国と北朝鮮の間に融和ムードが出てきた現状は、安倍の思惑を大きく揺さぶる事件に違いない。北朝鮮の脅威を旗印に、軍事大国化を目指しているわけだから、その北朝鮮が、アメリカとも対話するような事態になれば、妄執中の「憲法改正」の勢いは、一気にしぼむ。大袈裟に北朝鮮を悪魔化し、Jアラートなどで、国民に恐怖感を与え、軍拡の姿勢を支持して貰う戦術に穴が開くわけで、精神的不安定が如実に現れた姿なのだろう。

北朝鮮の非核化は絶対にあり得ないが、ミサイル開発の凍結レベルであれば、ジョンウンにも妥協の余地があるかもしれない。トランプにしてみれば、韓国や日本を攻撃する軍事力を持つ程度は、妥協してもいいだろう。アメリカ本土に届くミサイル開発を凍結するのであれば、経済制裁の一部解除くらいの話なら応じる用意はあるだろう。アメリカにとって、重要なのは、本土防衛なのだから、そういう政治決着はありだ。もうそうなると、安倍が自民党総裁である必要などなくなる。多くの自民党国会議員も胸をなでおろすに違いない。


≪安倍晋三首相、朝日新聞の“誤報”列挙し批判
 13日の衆院予算委員会で、安倍晋三首相が朝日新聞の過去の“誤報”を列挙し、誤りをなかなか認めない同紙を批判する場面があった。
 首相は、学校法人「森友学園」をめぐり学園側が「安倍晋三記念小学校」との校名を記した設立趣意書を提出したと報道した朝日新聞を「全く違ったが、訂正していない。(趣意書の)原本にあたり、裏付けを取るという最低限のことをしなかった」と批判した。
 朝日新聞は6日付朝刊で、記事掲載に至った経緯を検証した。首相は、この記事を取り上げた自民党議員のフェイスブックに「哀れですね。朝日らしい惨めな言い訳。予想通りでした」とコメント。予算委で、希望の党の今井雅人氏に首相自身が書き込んだのか問われて「私が書いた」と認めた。
 その上で、検証記事について「裏付けを取らなかったことへの言及がなく、あきれた」「今まで(の朝日新聞の姿勢)をずっと見てきて、予想通りだったということを述べている」と語った。
 首相は、自民党幹事長代理だった平成17年、NHK番組の放送前に政治介入したと報じた朝日新聞の記事にも言及。「かつてNHKへ圧力をかけたという捏造(ねつぞう)報道をされたことがある」「彼ら(朝日)が間違っていたと一度も書かない。私に一度も謝らない」と語気を強めた。
 元年に朝日新聞カメラマンが沖縄県のサンゴに自ら落書きして報じた件や、東京電力福島第1原発事故の「吉田調書」をめぐる誤報も取り上げ、「なかなか謝らなかった」などと述べた。朝鮮半島で女性を強制連行したとする故吉田清治氏の偽証の報道については「日本の誇りを傷つけた」と批判した。
  ≫(産経新聞)


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