世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

●三百代言詐欺師へのまなざし 完全に壊れた男による“政”

2017年06月25日 | 日記



憂国論 戦後日本の欺瞞を撃つ(祥伝社新書)
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物言えぬ恐怖の時代がやってくる 共謀罪とメディア
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●三百代言詐欺師へのまなざし 完全に壊れた男による“政” 


 

【中日・東京新聞の大スクープ写真】


 上掲写真は中日・東京新聞の沖縄がみつめる本土の内閣総理大臣へのまなざし。沖縄慰霊の日、翁長知事が睨むのは当然だが、少年少女の顔を見よ、まさに、安倍本人と、その取りまき(官邸)への怒りのまなざしが抉りだされたピューリッアー賞受賞?のフォト。「この野郎、また出てきた。カリユシなんか着やがって、またぞろ甘口の詐欺演説するのか!」とでも言いたい気分の面々ではないのかな(笑)。

 それにしても、森友問題では、沢山のトカゲのしっぽ切りやトカゲ隠しで、大阪地検の忖度捜査も加わり、昭恵トカゲも隠しおおせたが、どうも加計問題は、そうは問屋が卸さない按配になっている。なにか、インパクトのある打開策を打たないと、内閣支持率はズタボロにならないとも限らぬ兆候を見せている。何故なのかと云うと、森友のキーマンは日本会議の支部長レベルの右巻きトカゲだったので、ホイホイ手なずけている連中の忖度で、一丁上がりだったが、加計問題は、前川喜平前文科次官が相手なだけに、チョウイヤソイでは幕引き不可能。

 加計ありきで鼻糞ほじりながら、国家戦力特区の名前さえつけば、パソナや楽天に利益誘導しようが、タニマチ加計孝太郎さん(何もかもが不審?な人物なのではなかろうか?Wikipediaもお手上げな履歴の人物)に利益誘導しても同じこと、問題ないモンダイナイ。菅に任せりゃ、“問題ない官房長官”の朝飯前のジョブだよ。そんな風に考えていたようだが、相手は、籠池のオッチャンじゃないのだから、読売新聞使って「脅し」を掛けても、簡単に泣き出す玉じゃない。菅や安倍の金玉よりもデカそうだ。喧嘩する相手を間違ったね(笑)。内閣支持率低下の歯止めが効かなければ、臨時国会も不可避だろう。

 “菅vs前川戦い”は、菅が頭スダレ振り乱し敗走に次ぐ敗走、大敗北をきしたのだが、親分安倍が出てきたはいいが、官邸、内閣府共々尻込みするばかり、しゃしゃり出て安倍擁護する萩生田、義家に至っては、贔屓の引き倒し、火に油を注ぐ始末、半分官邸は炎上している(笑)。末期がん説まで実しやかに流れる永田町闇情報もまんざら嘘とは言えない状況なのが辛い。官邸にとってね(笑)。

 以下、御用放送局NHKですら、安倍発言にカウンターを当てている。NHKはお蔵入りさせた“前川インタビュー”を、最低限の公共放送の責務として、国民のNHKである姿勢を見せて貰いたいものだ。この前川ビデオをどのように扱うか、幹部連中の姿勢が問われる。クロ現で、御用放送局の汚名返上を狙った放送があったが、公平公正のNHKはネタの宝庫。政権潰すだけの黒塗り情報の山だけに、幹部連中の保身が砕けるのは何時なのか、少々愉しみでもある。

 それにしても、安倍君、等々壊れたのではないのだろうか、加計ありきが悪いのなら、全国津々浦々、獣医学部だらけにしちゃうよ!これ頭壊れてるよな。笑うというか、この人官邸の主だから怖いよね。こんな調子だと、北朝鮮とだって戦争しかねないよ。拉致被害者を救出のためには!等と言い出すリスクまでありそうだ。期せずして、米国トランプホワイトハウスも、北の人質作戦で死亡者が出ただけに、拉致被害者救出作戦で直接行動の機運も盛り上がっているようなので、連動する流れでも危険である。


 ≪ 首相 獣医学部新設 さらに認める方向で検討
6月24日 17時04分
安倍総理大臣は神戸市で講演し、国家戦略特区での獣医学部の新設について、獣医師会からの要望を踏まえ、まずは1校だけに限定して特区を認めたことが国民の疑念を招く一因となったとして、獣医学部の新設をさらに認める方向で検討を進める考えを示しました。
 この中で安倍総理大臣は、国家戦略特区での学校法人「加計学園」の獣医学部新設について、「決定プロセスは適正でなければならない。『私の友人だから認めてくれ』などという訳のわからない意向がまかり通る余地など全くない」と述べました。
 そのうえで、安倍総理大臣は「半世紀以上守られてきた硬い岩盤に風穴を開けることを優先し、獣医師会からの強い要望を踏まえ、まずは1校だけに限定して特区を認めたが、中途半端な妥協が国民的な疑念を招く一因となった。
改革推進の立場からは限定する必要は全くない。速やかに全国展開を目指したい」と述べ、獣医学部の新設をさらに認める方向で検討を進める考えを示しました。
そして、安倍総理大臣は「国民の不信を招く結果となったことは率直に認めなければならない。『築城3年、落城1日』。おごりや緩みがあれば国民の信頼は一瞬で失われてしまう。今後も疑念が示されれば、担当大臣を筆頭に積極的に情報を公開し、しっかりと説明する」と述べました。
 ≫(NHK)


 ≪ 日本獣医師会「特区制度に基づく対応はなじまない」
6月22日 19時15分
学校法人「加計学園」の獣医学部の新設をめぐって慎重な姿勢を示してきた日本獣医師会は、22日に都内で総会を開いたあと報道陣に対し、「獣医師の需給問題の解決や獣医学教育の改善については、特区制度に基づく対応はなじまない」などとする見解を示しました。
学校法人「加計学園」の国家戦略特区での獣医学部の新設をめぐって慎重な姿勢を示してきた日本獣医師会は、22日に都内で開いた総会のあと報道陣に対し、一連の経過についての見解を発表しました。
この中では、「獣医師の需給問題の解決や獣医学教育の改善については、特区制度に基づく対応はなじまない」としたうえで、「獣医学部を新設し、教育資源の分散を招くことは、国際水準の獣医学教育の充実に向けた取り組みに逆行するもの」と批判しています。
そして、「加計学園」の獣医学部新設の最終的な認可については国が決定することだとしたうえで、「常に公平、中立な立場で国民生活に貢献できるよう獣医療の発展に尽くしていかなければならない」として、文部科学省の審議会での慎重な審査を求めています。
日本獣医師会の藏内勇夫会長は総会のあと記者団に対し、「獣医師は足りているというのが共通認識で、新しい獣医学部をつくり獣医師を増やすという論議をする前にしっかり検証してほしかった」と述べました。
 ≫(NHK)
 

辺野古問題をどう解決するか――新基地をつくらせないための提言
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